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2月5日付アセットフォー日記となります。
天気予報によれば練馬・板橋の天気は晴れ。
3月上旬の陽気になるとの事。
「上着は必要ありません。」
そう言ってたんですよね。
でも風が冷たくて、手が悴んでしまいました・・・。
練馬区桜台6丁目に建つ『FPの家 Y邸』では、『捨てコンクリート(以下、捨てコン)』の打設を行いました。
捨てコンとは、鉄筋を組む前に均した砕石の上に打つコンクリートの事。
その目的は、大きく2つあります。
①『型枠や鉄筋を配置する為の墨』を書き記すため。
基礎工事の現場を見ているとわかりますが、捨てコンには沢山の墨が書かれています。
例えば、型枠の内側ラインや鉄筋の配置です。
図面を見て捨てコンに細かい配置を書くことで、配置の際にいちいち図面を見る必要がありません。
②砕石天端の凹凸による鉄筋のかぶり厚さ不足を無くすため。
基礎の性能を担保する上で、重要な事のひとつがかぶり厚さの確保です。
これが少ないと、鉄筋の錆びによる劣化を早めてしまいます。
「砕石をランマーで転圧し、天端を平らにする。」とありますが、実際には凹凸があります。
しかも砕石の上には、ピンコロが置かれ、その上に鉄筋が組まれます。
鉄筋組みやコンクリートの打設の際には、鉄筋の上に載らなければなりません。
施工者の体重で、ピンコロが砕石に潜る事だってあり得ると思います。
表面に厚さ50mm程度のコンクリートを打設しておけば、そんな心配はありません。
そこて弊社の場合は、厚さ100mmの砕石地業の上に厚さ50mmの捨てコンを打設するようにしています。
納まりや作業効率の面で施工するモノであり、本来は『打たなくても良いコンクリート』だから捨てコンと言うようです。
でも、無いと困るコンクリートだと思うんですよね。
では、現場の様子をご紹介したいと思います。
打設開始は9時でした。
地面には、霜柱が・・・。
日当たり良くないんですよね・・・。
朝一番の様子です。
砕石地業の上に『防湿フィルム』を敷き込んでいます。
これを行うことで、地面から上がる湿気が床下に侵入することを防ぎます。さらに、
この上に、捨てコン50mm+コンクリート200mm打設する訳ですから、基礎の防湿対策はバッチリでしょ?
前面道路は4.0mしかありません。
敷地内に車輪を乗り上げる形で、生コン車を停めてもらいます。
車の前には仮設水道、後ろには仮設トイレ。
車長5.03mに対して、敷地は7.9mしかありません。
切り返しを繰り返すしかありません・・・。
道板も準備済み。
早速ね一輪車(以下、ネコ)に生コンを入れてもらいます。
地盤面と砕石天端には、200mmの高低差があります。
外周部の増し打ち部分は、さらに300mmも低いんです。
そこを生コンいっぱいのネコが通れば、ギャップでコンクリートを零してしまいます。
でも道板に載れば、スムーズに乗り越えることが可能です。
道板を降りたら、防湿シートの上をひたすらネコを押して運びます。
アルミトンボを持つ職人の示す位置に、ネコの中のコンクリートをぶちまけて一段落。
これを、延々続けます。
まずは、外周部の捨てコンから打設します。
ぶちまけたコンクリートをは、アルミトンボで平らに均します。
外周部の打設が終わると、耐圧盤部分のみが残りました。
念の為、この面積を測り、その面積に50mmを掛けてコンクリートの必要量を確認します。
そして、生コン車の残量を確認。
足らなければ追加注文しなければなりません。
今回の場合であれば、当初の必要量は2.5㎥でした。
1台目の生コン車の積載量は1.5㎥、あと0.9㎥で済みそうです。
これを追加注文つつ、捨コンの打設を続けました。
ここで、1台目のコンクリートが尽きてしまいました。
2台目が車で、休憩となります。
お昼前、捨コンの打設完了です。
道路の清掃、道具の清掃を済ませた撤収しました。
この寒さでは、コンクリートも中々固まりません。
明日は、午後から墨出し作業を行う予定です。
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