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先日から、弊社OB様と呆れています。

キッチンに設置されているビルトイン食洗機の具合が悪いので、そろそろ交換を考えていると相談を戴きました。

もう16年目の方ですから、当然当時の機器は廃盤になっています。

でも後継機種はあるはずだから、そんなに大変じゃないでしょ？

誰でも、そう思います。

今の機器を取外して、新しい機器を取付ける。

これで交換完了！

でも調べてみると、現実は厳しいんです。

例えば後継品に変えようとしても、排水位置や給水位置が異なるため、設備屋さんに配管移動をお願いしなければなりません。

ビルトインタイプですから、機器の扉部分には引出しや他の扉と同じ化粧面材が張られています。

後継機に変えると、この面材が使えないと言います。

どうも、サイズが違うようなんです。

以前よりも小さくなっているのであれば、現場で切って納めることも可能です。

でも以前より大きくなっているので、新しい面材が必要だと言います。

でも当時の面材は既に廃盤です。

異なった面材を使うしかありません。

それなら化粧面材を使わずに、機器の扉をそのまま現しにするタイプにすればいいじゃない！

そう思いました。

食洗機の扉がシルバーでも、悪くないでしょ？

どうせ、IHクッキングヒーターの操作パネルや天板はシルバー色だし・・・。

でも、これもダメでした。

機器のサイズが異なるため、機器下の引出しが使えなくなると言うんです。

これを使いたければ、食洗機用キャビネットごと交換しなければなりません。

結局、似たような面材を選ぼう！

アクセントだと思えば良いよね？

という事で、扉サンプルを取り寄せることにしました。

「工事自体は、すぐ終わるんでしょ？」

不安そうに、そう聞かれました。

「配管位置が異なるため、事前に機器を外して配管を変更します。」

「その後で、食洗機の交換を行います。」

「1日で完了するようにしますが・・・。」

残念ながら、すぐには終わりません。

そして溜息・・・。

「交換を考えて、後継品を作ればいいのにね。」

「なんで、こんな事になるんだろう？」

と呆れてしまいました。

別にご要望が多い訳ではありません。

何でも良いんです。

当時のメーカーに機器の品番を伝え、なるべく簡単に交換できる機器を教えて下さい。

そう、お願いしたんですよね・・・。