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杉並区阿佐谷北3丁目の『FPの家 S邸』では、クロス工事が進められています。
クロス工事とは、クロスに関わる工事全般のこと。
下地の上にクロスを張る工事や、古くなったクロスを張り替える工事などを指します。
今回は新築ですから、石膏ボードの上にクロスを張ることになります。
また、ここでいうクロスとは壁や天井等に張る内装材のこと。
素材には布・ビニール・和紙などが使われています。
そもそもは、壁に張って壁面を飾る紙製の化粧材でした。
これが織物→ビニール壁紙に変化して現在に至ります。
弊社でも以前は、ビニール壁紙を採用していました。
でも、ここ10年くらいは紙製の壁紙を採用する事が多くなりました。
もちろん今回のお宅も、紙製の壁紙を採用しています。
クロスの素材に関わらず、下地の処理は変わりません。
繋ぎ目にファイバーテープを貼り、パテを充填。
サンドペーパーで平らに均します。
段差が大きい場合には、下パテや中パテを使う場合もあります。
ビニールクロスより布クロスや紙クロスの方が下地の平滑さを要求される事が多いんですよね。
その結果、パテ処理自体の時間が多くなります。
ちなみに下パテ・中パテ・上パテは、それぞれ色が違うので現場を見ればすぐにわかります。
パテを平らに扱いたら、いよいよクロスを張っていきます。
今回も、襖屋さんがつくる和紙クロスを採用しました。
「人に優しい・環境に優しい・高品質」が開発コンセプトなんだそうです。
洋の東西に亘って連綿と伝わってきた、歴史的で、豊かなデザインを基調とし、品格がありながらも親しまれるもの。
それを新しく発展させていきたいという思いを込め、「SILK ROAD」(シルクロード)シリーズと名付けられた製品です。
弊社から車で1時間くらいに工場があるので、注文すれば翌日には配送してくれます。
1.0m単位の注文に応じてくれるのも、うれしいんですよね。
しかも、ずーっとモデルチェンジをしていません。
だから、メンテナンス対応も簡単です。
10年前に使った壁紙を、今でも生産しているんですから・・・。
シンプルな柄が多いけど、和風の柄もあります。
さすが、襖屋さんのクロスだと思います。
紙製クロスの一番の魅力は、帯電しない事。
だから埃を引き寄せません。
そして可塑剤を使っていない事。
だから有害なVOCを放散しません。
しかも経年劣化が少ないんです。
水に弱いとか、施工費が高いといったデメリットはありますが、個人的には採用して欲しいと思っています。
でも継ぎ目が目立つという方も多いんです。
ビニールクロスと違って、伸縮性がほぼありません。
だから徐々に継ぎ目が拡がることはないけど、引っ張って隙間を少なくする事が出来ないんです。
これはメリットであり、デメリットでもあります。
どうしてもイヤだと思う方には、紙クロスの上にしっくい塗りをお勧めしています。
価格は高くなりますが、満足度はかなり高くなるんです。
だんぜん雰囲気が良くなるし、空気がおいしくなります。
経年美化も、魅力のひとつです。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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