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練馬区春日町4丁目で工事中の『FPの家 I邸』の話です。
ようやく、1階部分のフローリングを張り始めました。
今回採用したのは、『樺桜』のラスティックフローリング。
樺桜が持つ木目やかすれ、色の濃淡や節などを、そのまま隠すことなく利用した床材です。
ご存知でしたか?
西南桜や水目桜もそうですが、樺桜の木って桜の仲間ではないんです。
実はカバノキの仲間で、桜とは全く別の樹種なんです。
でも、なぜか建築業界ではこれらをサクラと呼んでいるんです。
不思議ですよね・・・。
樺桜などのカバノキの材をバーチ材とも呼びます。
あっ、バーチなら知ってる!
という方も多いのではないでしょうか?
木目や木質が桜と似ているので、桜の代用品として使われ始めたそうです。
でも、そんなに似ているかな?
写真を見ると、いつものバーチ材とはずいぶんとイメージが違うでしょ?
むしろ、こっちの方が桜の木目に近いかもしれません・・・。
まあ桜好きの日本人になら、間違いなくカバノキよりも樺桜の方が良い印象を持ちますよね・・・。
今回採用した床材は、厚さ15mm×巾90mm×長さ1818mm。
ユニタイプと言われる床材です。
施工に当たっては、上イラストのように、実(サネ)と言われる部分にフロアタッカーを留めていきます。
合板と違い、無垢材は湿度の違いにより伸縮します。
乾燥期には隙間が明くし、湿潤期には結合部が突き合う事もあります。
そこで弊社では、ちょうど良い隙間を空けるようにしています。
そして、その隙間を確保するために『スペーサー』を利用しているんです。
写真の緑色の部材がスペーサーです。
これを実の部分に挟む事で、ちょうど良い隙間を保つ訳です。
ちょうど良い隙間でなければ、床鳴りを起こす場合もあります。
ちなみにメーカーでは、床鳴り予防に裏面に接着剤を塗布する事を推奨しています。
でも弊社では接着剤を塗布していません。
接着剤に含まれる各種のVOCが空気中に放散されるのが心配だからです。
もちろん完成後のVOC測定で、VOCの放散量は確認していますが・・・。
合板フローリングを採用しないのも、同様の理由です。
VOCって、まだまだ未知部分がたくさんあるでしょ?
その怖さって、足し算ではなく掛け算で考えなければならない点にあります。
だからこそ、可能な限り使用建材を少なくしたいと考えています。
いくら計画換気が機能していても、床から発生したVOCが天井の排気口に辿り着く前に、吸い込まれてしまう事だったあると思うんです・・・。
そう考えると怖いでしょ?
posted by Asset Red
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