ちなみにFRPとは補強材であるガラス繊維を混ぜたプラスチックのこと。

とある現場の写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

バルコニーにFRP防水を施しています。

まだ施工途中のため、FRP防水っぽくないでしょ
でも、この後にいくつかの工程を経て、いつものFRP防水っぽい仕上がりになります。
こんな感じです。
FRP防水とは、ベランダやバルコニーなどの床面にFRPシートを敷き、その上からポリエステル樹脂を塗布する防水工法です。
ちなみにFRPとは補強材であるガラス繊維を混ぜたプラスチックのこと。
繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)」を略してこのように呼ばれています。
また紫外線などから防水層を守る目的で、その上にトップコートという保護仕上げ材を塗ります。
耐用年数は10~25年ほど、防水保証は10年が一般的だと思います。
樹脂製という事で火に弱いイメージがあるでしょ
でも、ご安心ください。
木造住宅において、直下に居室が設けられるバルコニーの場合は建築基準法上屋根扱いとなります。
そのため、屋根防火(飛び火)に関する法的な基準を満たす構造とする必要があるんです。
FRP防水材工業会会員各社では、FRP防水層を含めた屋根の構造に関し、建築基準法第63条及び22条に基づく国土交通大臣認定を個別に取得しています。

以前は現場でも良く見られた風景ですが、最近はとんとご無沙汰・・・。

バルコニーをつくる家が、めっきり減ってしまいました。

でも、わかります。

我が家にもバルコニーはあります。

それも、かなり大きめのバルコニーです。

巾2.0間×奥行2.5間ですから、10帖分の広さになるんです。

手摺壁を高くしてプライバシーを確保しつつ、南側からの日差しをたっぷり確保できるようにつくりました。

東側手摺壁は低く抑え、木製の目隠し柵を取り付けました。

そのおかげで風通しも良く、布団や洗濯物がすぐに乾きます。

子供が小さい頃は、超大型プールを置いて遊んだものです。

懐かしい・・・。

でも最近は、バルコニーに出る事はありません。

洗濯物も部屋干しばかり・・・。

夢見ていた『デッキチェア&デッキテーブルでのビール&読書』

家族や友人とのバーベキューも・・・。

だって夏は暑いし、冬は寒いんだもん!!

当時は、「いつかデッキ材を敷いて、より快適空間にするぞ!!」なんて考えていたんですよね・・・。

でも建ててから10数年が経過し、いつの間にか保証期間も終わりました。

そろそろメンテナンスが必要かも

まずは、床のFRP防水でしょ

手摺壁の天端に取り付けたアルミ笠木だって、心配です。

どちらも劣化が即雨漏りに繋がる部位です。

早め早めの対応が必要です。

前者の場合は表面をサンドペーパーで擦り、防水面の状態を確認。

問題が無ければ、トップコートの再塗装で済みます。

でも問題があれば、樹脂やガラスマットを重ね防水層をさらに形成します。

面積が大きいだけに、かなりの出費になりそうです。

エアコンの室外機も一旦取り外さなければなりません。

その後、再取付も必要です。

後者も結構、大変なんですよね。

笠木を外し、手摺壁天端の傷み具合を確認。

必要であれば、修理を行います。

そしてアルミ笠木を再度取り付けます。

でも既存のモノは再利用できません。

大抵は外す際に変形しちゃうからです。

外す費用+処分費+再取付費用で、かなりの金額になると思われます。

屋根にすると、何にも使えないでしょ

だったらバルコニーにした方がいいかな

なんて思っちゃったんですよね・・・。

今から思うと、完全な失敗でした。

バルコニーなんて、作らなければ良かった・・・。

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