blog
朝晩が、かなり涼しくなってきました。
寒いと言った方が正しいのかな?
明け方の寝室の温度を見てみると、22.5℃になっていました。
さすがに、半袖はまずいかな・・・。
今回は、普段書かない事を書こうと思います。
建物を建てようとする際に係る建設費用を初期費用(イニシャルコスト)と言います。
誰だって高いよりは安い方が良いですよね。
でも『安物買いの銭失い』にはなりたくないでしょ?
何にお金を掛け、何を省くのか・・・、これが大問題だと思います。
例えば外皮性能や気密性能に掛ける費用を省いた結果、光熱費が嵩んでしまう。
その結果『夏暑く冬寒い家』になってしまい、医療費の増加や休業による給与損失にも繋がります。
耐久性の低い仕様を採用してしまい、メンテナンス費が嵩んでしまうかもしれません。
判りやすいのがシロアリ対策です。
値段に釣られて『合成殺虫剤』による防腐・防蟻処理をすると、3~5年毎に防腐・防蟻処理を行うことになります。
1回につき10万円くらいは掛かりますから、30年間に6回で60万円が必要となります。
しかも再処理できるのは、床下のみ。
壁の中は施工出来ません。
結局5年目以降は無処理と変わりません。
耐蟻牲が高いと言われる檜の柱を有難がる方々もいらっしゃいますが、青森ヒバの芯持ち材でもなければ、効果を期待する事はほぼ出来ないのが現実です。
そもそも30年しかもたない家であれば、30代半ばで建てても60代半ばで建て直さなければなりません。
しかも年中修理をしていれば、お金なんて貯まる訳ありません。
おじいさんが建てた家をお父さんが大事に使い、お子さんやお孫さんの代まで住まい続ける。
こうした欧米では当たり前の事が、我が国では決して当たり前ではないんですよね。
結果、家のためのお金に振り回されてしまい、人生を謳歌する事が出来ない・・・。
そろそろ、こんな生活から脱したいと思いませんか?
その為には、運用費用(ランニングコスト)を試算する必要があります。
イニシャル+ランニングを50年程度試算したものを、ライフサイクルコストと呼ぶ方もいます。
この中には、火災保険や地震保険の保険料も入って来ます。
ローンを組むのであれば金利にだって影響が出て来るし、各種税金の優遇なんかもあったりします。
あるお客様から依頼を受け、『弊社の建てる家』と『一般的な家』の違いを、50年間分算出してみました。
新築時にかかる初期費用
50年間の光熱費(年3.0%上昇すると仮定)
50年間のメンテナンス費
50年間の医療費と休業損失
取り敢えず、この辺りを比較してみました。
どの位の差になったと思いますか?
答えは書きません。
でも、答えを見た弊社社員はびっくりしていました。
「高断熱・高気密の家を建てない人って、お金持ちなんですね!」
「まさか、こんなに違うとは思いませんでした。」
ご興味のある方は、ご来社の時にでも尋ねてみてください。
あくまでも参考程度です。
でも、かなり参考になると思います。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分