50年後の社会・続

昨日と今日はアセットフォーの定休日。

昨日の拙ブログに引き続き、50年後の社会について書きたいと思います。

以下、国交省監修/(財)ベターリビング発行の『長持ち住宅がつくる未来』の一部を抜粋・転載しています。

④流通を促進するサービスの充実

住宅ストックが有効に活用されるようにするために、住宅ストックと住まい手を結ぶサービスが充実していることが重要です。

このようなサービにより、豊富な住まいの選択肢の中から、住まい手のニーズに合った適切な住宅が提供され中古住宅流通が活発になります。

⑤住まい手の意識の醸成

住宅が長く利用されていくためには、市場環境が整備されるとともに、住宅は長く住み継ぎ、次世代に継承していく資産であるという意識を国民ひとりひとりが持つことが重要になります。

長く使って行く視点で良質な住宅を建設し、計画的に維持管理することや、成熟したまちなみをつくっていくことなどの価値観が、社会全体に広まり、取引の際に中古住宅が選択肢として新築住宅と同じように認識されるよう、中古住宅に対するイメージが変わっていくことが必要になります。

もしも全く同じ立地条件に、全く同じ価格の新築住宅と中古住宅があったとします。

これを同時に販売すれば、我が国の場合は間違いなく新築住宅の方が先に売れると思います。

でもアメリカであれば、先に中古住宅の方が売れるんだそうです。

何故なら、中古住宅は本物の木のドアや木のフロアーを使っているから。

すでに何十年も使われてきた実績もあるし、この先だってメンテナンスを施すことで引き続き使い続けることが可能です。

でも新築住宅には、新建材がたっぷりと使われています。

メンテナンスをしたって、新建材はすぐにボロボロになってしまいます。

長期に渡るメンテナンスコストを考えると、すぐに壊れてしまうニセモノを使った家にお金を掛ける人は少ないそうです。

このような社会が出来上がっていれば、各世代の住居負担は軽減され福祉や教育・余暇などに使われる費用は充実します。

ライフスタイルに合わせて、住まいへ投資することも出来るでしょう。

お金の掛かる趣味に投資する事もできます。

これぞまさしく『成熟社会』です。

豊かな住生活を実現し、エンジョイする未来を期待します。

それもこれも、まずは長期優良住宅しか建てないようにすることだと思います。

本音を言えば、耐震等級3かつHEAT20のG2グレードを上回る(UA値0.4程度)外皮性能+パッシブ設計とメンテナンス性の良い外装仕上げ+木材劣化対策を望みたいんですけどね・・・。

 

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posted by Hoppy Red   

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