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雨の一日。
練馬・板橋の空はグレー1色です。😢
クロス屋さんの都合で、月曜日までスケジュールが開いてしまいました。
そこで、気密測定器を使って色々と試しているんです。
早く慣れないといけませんから・・・。
従来の気密測定は減圧法ですが、今回は加圧法も試してみました。
測定器を設置する窓の内側に気密シートを貼り付け、測定器を設置する穴を明けるのはどちらも同じです。
シートの外側の窓は開いていますから、測定時はこのシートが気密層になる訳です。
イラストにも、「通気性のない部材を使用する」とあるでしょ?
外から見ると、こんな感じになります。
一般的には、気密シートを利用しています。
だから内外気圧の影響が、他の窓よりも大きく出ます。
つまり減圧時は外から中に気圧が掛かり、加圧時は中から外に気圧が掛かる事になります。
いつもであれば風船のように内側に膨らむ窓の気密シートも、加圧法の場合にはびっくりするほど凹んでしまうんですね。
測定中の「プシュー!」という音にびっくりして、シートを見てみると窓とシートを貼り合わせていたテープが剥がれて、隙間が出来ていました。
結局、測定見送りです。
貼り方が悪かったようです。
加圧法を自分で試すなんて、初めてだったもので・・・。
シートを貼り直す為には、一旦測定器を外す必要があります。
時間が掛かりそうだったんですよね・・・。
気を取り直して、今度は減圧法の測定をしました。
でも、昨日よりも悪い値しか出ません。
C値=0.2㎠/㎡のはずなのに、0.3㎠/㎡という結果になってしまいました。
何故?
答えはすぐに見つかりました。
先程出来たシートの隙間が塞がっていなかったんです。
パックリと口を開いていました。
実質延床面積105.22㎡の家ですから、C値0.2㎠/㎡と0.3㎠/㎡の総相当隙間面積は10.522㎠違います。
これって、3.24cm×3.24cmの四角形に相当するんです。
いくらなんでも、シートと窓の隙間が、こんなに大きい訳ないですよね。
???
実はC値は小数点第2位以下を四捨五入して、少数点第1位で表示する決まりなんです。
そして、総相当隙間面積を実質延床面積で割って算出します。
だから、この値が0.15~0.24の間であればC値0.2㎠/㎡となります。
そして、0.25~0.34の間であればC値0.3㎠/㎡となる訳です。
つまり実質質床面積105.22㎡であれば、総相当隙間面積15.78~25.25㎠の範囲がC値0.2㎠/㎡。
26.30~35.77㎠の範囲がC値0.3㎠/㎡です。
仮に前回の隙間が25.25㎠、そして今回の隙間が26.30㎠であれば、1.05㎠がその差となります。
1.02cm×1.02cmの四角形程度ですから、十分ありそうですよね?
シートの貼り方が、こんなに影響するなんて・・・。
良い勉強になりました。
今後は、もっとしっかり貼りたいと思います。
そうそう、今回はスモークマシンも用意しておいたんです。
スイッチを押すと、身体に害のない煙を噴出する装置。
ライブやコンサートでプシューと出るアレです。
測定器の送風機を回して内外差圧が概ね50パスカルの時にこれを使い、引違い窓の内側に煙を滞留させてみました。
当然サッシの隙間から、室内に隙間風が侵入している筈。
滞留しているスモークがスーッと動くことを予想していました。
「ねっ!サッシからの隙間風って、意外と多いんです。」
説得力あるでしょ?
絵にもなるし・・・。
映える動画を期待した訳です。
でも、ほぼ風は起こりませんでした。
エクセルシャノンの樹脂窓って、他メーカーのサッシに比べて気密性が高いんです。
見事に期待外れ!
がっかりして、写真も撮りませんでした。
残念!
煙でモクモクしている画像だけでも、証拠代わりに撮っておけば良かった・・・。
絵の少ない投稿でスイマセン!
作業に必死で、撮れませんでした。
機会があれば、再挑戦してみようと思います。
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