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イマイチ天気がはっきりしません。
練馬・板橋の空は、雲ばかりで青い部分が少ないんです・・・😢
板橋区徳丸1丁目の『スケルトンリフォーム I邸』では、2階部分の筋交いを入れ始めました。
本当は、先に根太入れ&捨て貼り合板の施工を行いたいんですよね。
その方が安全だし、当然作業性も上がります。
でも、まずは筋交いを入れながら柱の倒れを直していきます。
柱の歪みを直したら、根太を入れるつもりです。床が固くなると、歪みを直しにくいんですよね・・・。
現場に顔を出して一番に、根太材を2階に揚げてきました。
大工さんと3人でバケツリレーの要領で行うと、わりとすぐに終わるんです。
45×105×3000のカナダツガ材を30本ですから、たいした作業ではありません。
ちなみにカナダツガの気乾比重は0.51なんだそうです。
これって、木材を乾燥させた時の重さと同じ体積の水の重さを比べた値らしい。
45×105×3000×30本の体積は0.4252㎥です。
水は、ほぼ1.0g/㎤ですから、その重さは216.8kgになります。
そう聞くと、急に疲れますよね・・・。
早速、梁の上に渡して仮床をつくりました。
これだけでも、安全性はかなり上がります。
とにかく、事故を起こす訳にはいきませんから・・・。
さて、筋交いの施工です。
最近はプレカット現場ばかりですから、筋交いも加工済みのものが現場に搬入されます。
大工さんは、筋交いに書かれた番付を確認し、それを柱間に留め付けるだけ。
でもリフォームであれば、当然大工さんが墨を付け、手で加工します。
そんな時に便利なのが、『筋交い定規』。
こんな形状をした定規です。
メーカーの写真を転載させて戴きました。
上が筋交い定規、そして下が筋交いです。
これがあれば、簡単に筋交いの墨付ができるんです。
筋交いは、上図のように横架材間距離と柱間距離により、その長さや角度が変わります。
角度が変われば、上下の先端形状が変わります。
これを測って筋交いに墨付を行わなければ、加工する事が出来ないんです。
筋交い定規の写真を見てください。
先端に黒いプレートが付いてるでしょ?
プレートの角は直角になっているので、これを柱と土台もしくは柱と梁に突き付けます。
軸の部分は延びるようになっているので、上下端がぴったりとそれぞれの仕口に当たるようにします。
床梁と柱の仕口部分を撮ってみました。
先端部は黒ではなくて赤になっています。
続いて小屋梁と柱の仕口部分です。
それぞれを角に押し当てれば、準備は完了です。
それぞれに付いている固定ネジをしっかりと締め、動かないようにロックをして、筋交いの上に載せます。
先端の赤い部分に鉛筆を合わせ、筋交いの両端に墨を付ければ完成です。
あとは、墨に合わせて切るだけ・・・。
これを柱間に入れます。
そして筋交いプレートを取付けて完成です。
持ってみるとわかります。
筋交いって、結構重いんですよね。
でも筋交い定規は凄く軽いんです。
作業効率上がりますよー。
さすが先人の知恵だと思いませんか?
posted by Asset Red
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