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昨日は、黒いシートに穴を開けてきました。
何のことか、わかりませんよね?
この写真を見ても、わからないと思います。
黒いシートの正体は『防草シート』です。
空き地に草が生えないように張っているアレです。
写真中央の赤い丸、ここに穴を開けてきたんです。
こんな穴が、5つ開きました。
さて、ここで問題です。
何のために穴を開けてきたんでしょうか?
ジャン!
正解はコレ!
まだ、わからない方がいるかもしれませんね。
この機械は、地盤の固さを調べる時に使います。
そう、建設予定地の地盤調査を行ってきたんです。
地盤が軟らかければ、地盤改良が必要になります。
改良工事を行えば、100万円くらいの費用が掛かります。
まさに運命の分かれ道。
その結果が、この調査に掛かっている訳です。
機械を据付て、赤い丸の位置にスクリュー状の先端を合わせます。
あれ?
写真は、合っていませんね。
大丈夫、ちゃんと合わせました。
そして、少しづつ挿していきます。
先端がスクリュー状になった棒をロッドと言います。
そして、これに荷重を掛けたり回転を加えて地面に挿していきます。
この時の沈み具合を計測して、地盤の固さを測るのが、この機械の役目です。
この機械の名前は『ジオカルテⅢ』。
スウェーデン式サウンディング試験を行う為の機械です。
スウェーデン式サウンディング試験は、もっとも一般的な地盤調査方法です。
SS試験やSWS試験という愛称の方が有名かもしれませんね。
地盤にロッドを垂直に突き刺し、その沈み方から地盤の硬軟や締まり具合を確認する試験方法です。
ロッドがスムーズに沈んだ場合は地盤が弱いと判断し、逆に沈みにくかった場合は地盤が固いと判断します。
建物の4隅と真ん中の5ポイントを調査するのが一般的です。
以前は2人掛かりで、半日位掛けて行っていました。
イラストのような道具を使っていたんです。
錘の合計重量は100kgもあります。
これを載せたり降ろしたりしながら、長さ8m程のロッドを地面に挿していくんです。
結構重労働でした。
でも今は、この機械を使うことで2時間位しか掛かりません。
しかも1人だけで良いんです。
凄い進歩ですよね。
5ポイントの測定をしたら、データーをまとめて報告書を作成してもらいます。
どんな結果になるのやら・・・。
結果を待ちたいと思います。
posted by Asset Red
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