RES-P工法です。

朝からバタバタした一日でした。

あっち行ったり、こっち行ったり・・・。

練馬区富士見台に建つ『FPの家 М邸』では、地盤改良を行いました。

先日、拙ブログに書かせてもらった『RES-P工法』です。

思っていた以上に、搬入にてこずってしまいました。

およそ50Φ×6.0mの鋼管×97本を積んできたトラックです。

道路に停めて、脚を出し、レッカーの準備をしていると、普通車が来てしまいました。

仕方ありません。

レッカーを下げ、脚を上げて、車を一旦前に出します。

近くにあるマンションの駐車場で車をやり過ごして、バックしたいところですが、一方通行の為出来ません。

大通りまで出て右折し、ぐるーっと住宅地を回って来ました。

敷地前にトラックを停めて、脚を出していると今度は軽自動車が来ました。

でも、今度は脚を引っ込めるだけでなんとかなりました。

どうにか初めの鋼管を降ろしていると、今度は大きな荷台を付けたバイクが来ます。

降ろしかけの荷物を降ろして、脚を引くまで少しだけ待ってもらいました。

無事、荷物を降ろして次の荷物を吊り下げていると、今度はワゴン車が来ました。あと少しで降ろすことが出来そうです。

降ろしてしまえば、脚を収納してすぐに移動する事が可能です。

事情を伝え、少しだけ待ってもらうことにしました。

無事、荷降ろし完了です。

早速、検収を行いました。

こうやって見ていると、単なる足場用の単管に見えますよね。

でも、ちゃんとRES-P用の鋼管なんだそうです。

検収を終えると、スチールバンドを切って結束をばらしました。

いよいよ、RES-P工法の開始です。

建柱車を使います。

キャタピラではなく、タイヤだったのでビックリしました。

聞いてみると、ブームを伸ばして杭を貫入する為、車は移動しないとの事。

へぇーっ、そうなんだ。

いつもの鋼管杭とは、ずいぶん違うんですね。

敷地の隅っこには、いつもと同様にオートレベルが据付てあります。

杭の立ちの見方は同じようですね。

いよいよ、杭の貫入を始めます。

いつもなら、杭を建柱車のアームに杭を引っ掛けて運びます。

でも今回は人力で運んでいました。

杭が軽いからでしょうね。

建物の右手前に重機を据付け、左奥の杭から貫入を始めました。

まず初めの杭芯に重機のアームヘッドを合わせます。

そして杭を通して、引き揚げます。

これにて準備完了。

杭に回転を与えつつ貫入します。

1本目の貫入、間もなく完了です。

貫入後の杭頭を撮ってみました。

設計GLより450mm下が杭頭の為、いつもより深いですね。

6.0mの杭を貫入するのに、2分程度しか要しません。

いつもの鋼管杭であれば、10分程度は掛かると思います。

凄い速さ

97本でも、2時位には終わるとの事。

始めはエッうそでしょ

と思っていたけど、施工を見て納得しました。

1時過ぎ、施工完了の電話が入りました。

早速行ってみると、きれいに終わっています。

現場には、袋が1つだけ残されていました。

コレです。

杭頭に被せるキャップです。

基礎工事の際にハンマーで叩き入れるだけなんだそうです。

そして、その上に砕石地業を行います。

とっても簡単な施工ですよね。

もっと安くなっても良さそう・・・。

認定とか、計算とかに費用が掛かるのかもしれませんね。

施工速度も速いし、杭の置き場にも困りません。

鋼管杭に比べて騒音も少ないし・・・。

杭長は、7m程度まで可能なようです。

弊社向きの地盤改良だと思います。

杭の肉厚が薄い気もするけど、溶融亜鉛メッキ処理しているから問題ないようです。

今後は増えていくかも

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