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『鎮物』をご存知でしょうか?
大抵、こんな感じです。
これを、新築住宅の基礎工事の際に家の中心に埋めます。
土地の神様に対する貢物の意味があるそうです。
東向きに置いて埋めるのがルールです。
家の中心って、どこ?
って思いませんか?
弊社の場合は、上のイラストのように決めています。
建物の重心(イラストではへそと表現しています。)を家の中心と考えている訳です。
イラストの場合の重心の出し方を書きたいと思います。
建物の平面を大小いくつかの四角形の組み合わせと考えます。
イラストでは、大小2つの四角形の組み合わせと考えています。
大きい方①の面積が72.45㎡、小さい方②の面積が4.14㎡です。
それぞれの四角形の対角線の交点が、それぞれの四角形の重心です。
そして重心と重心を結んだ直線の中に、建物の重心があります。
そして、その割合は72.45ː4.14になります。
今回の建物は、もう少し複雑な平面形状ですが、同じようにして重心を求めて埋めました。
他の決め方をしている工務店もあると思います。
弊社では砕石地業の下に埋めていますが、砕石の中に埋めている工務店や、防湿シートと鉄筋の間に置いている工務店もあるようです。
何が正しいのかは、わかりません。
実は地鎮祭の際に神主に聞いてみた事があります。
その時も「家の中心に東向きに埋めてください。」としか、言われませんでした。
詳しく聞いてみましたが、「お任せします。」との事。
神様って、度量が大きいのかな?
外国の神話とか、日本の古典を読むと度量の小さな神様が出て来て、小さい事ばかり言ってる気がするのに・・・。
posted by Asset Red
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