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先日『FPの家 H邸』で行った建物完成時気密測定の結果はイマイチでした。
C値が0.5㎠/㎡!
平成11年以降全棟気密測定を実施している弊社としては、あまり褒められた結果ではありません。
C値とは、建物外皮全体にある隙間の合計面積を床面積で割った値です。
小さい程、隙間が少ない事を示します。
当該建物で言えば、床面積が119.95㎡ですから55.17~64.77㎠の隙間となります。
なんで、巾があるの?
そう思った方も多いと思います。
C値の場合、小数点第2位を四捨五入して小数点第1位で表すんです。
この値0.5㎠/㎡という値自体は、決して悪くありません。
でも、気密性能は経年で低下する事が判っています。
その原因はサッシのパッキンにあると睨んでいますが、まだはっきりしている訳ではありません。
C値が低下するのであれば、その分を予め担保しておこう!
という事で、弊社では0.3㎠/㎡を目安にしてる訳です。
前回は、エアコン配管周りの気密施工が未処理でした。
そこで今回、エアコン回りの気密施工を終えた後のC値を測ってみました。
念のため、確認した訳です。
結果だけ書きたいと思います。
今回は減圧法にて、測定しました。
3回の測定を試みましたが、3回目の測定(50Pa時)で給排気口に貼ったマスキングが剥がれてしまい測定不能!
そのため、2回の測定の平均値となります。
総相当隙間面積 αA=29㎠
隙間特性値 n値=1.20
相当隙間面積 C値=0.2㎠/㎡
参考までに50Pa時の漏気回数も示しておきます。
ACH=0.57回/h
以上のような結果となりました。
取り敢えずホッとしました。
この結果であれば、何の問題もありません。
posted by Asset Red
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