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1月14日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋は4月の陽気なんだそうです。
確かに暖かい・・・。
ジャンバーを脱いで長袖の作業着でいましたが、身体を動かすと汗をかく位です。
練馬区北町の『外装リフォームO邸』では、足場を架け、一部のサイディングを剥がしました。
築20年以上経過した建物です。
残念ながら弊社が施工した建物ではありません。
以前に1回だけ、外装のリフレッシュを行っているそうです。
でも、その時の業者が酷かったようですね。
色々とまずい施工が目立ちます。
その辺りの是正も含めて、再リフレッシュを行うつもりです。
まずは、ビルトインガレージ周りのサイディングを剥がします。
ここだけ、鉄骨柱が入っているとの事。
完成時に揺れが酷かったため、補強工事を行っているようです。
その後は改善されたそうですが、地震の事を考えて、さらなる補強をしたいというご要望です。
サイディングを剥がしてみると、鉄骨柱は意外としっかりしていました。
木製梁に100角の柱をボルトで固定しています。
ターンバックルを付けた棒鋼で、水平剛性も高めています。
より耐震性を高めるための補強方法を検討し、提案したいと思います。
びっくりしたのは、サイディングの施工方法です。
気になる点を挙げてみます。
サイディングを剥がしたところを撮ってみました。
間柱が入っておらず、サイディングのジョイントに板を当てて釘打ちされています。
斜めに入っているのは、筋交いです。
筋交には、柱と同様に100角の柱が使われていました。
①20年以上前の建物のせいか、通気層はありません。
サイディングが直貼りされています。
②木造部分には透湿防水シートが張られていますが、鉄骨部分には防水紙が張られていません。
③サイディングの留め付けは、ビスではなく釘でした。
鉄骨柱に厚さ12mmの合板を釘打ちし、合板に短い釘を打っています。
④ジョイント部にジョイナーが入っていません。
しっかりとシーリング処理されているので、剥がすのも大変!
躯体とサイディング木口が3面接着になっています。
⑤土台がありません。
土間の上にタルキを転がし、釘で留めているだけ。
すでに腐っていました。
仕方ない・・・。
撤去して、鋼製土台を入れることにします。
心配していた『サイディングのアスベスト』ですが、事前の調査でニチハのゼロアスベスト製品を採用している事が判っていました。
アスベストを含んでいると、色々と大変ですから・・・。
鉄骨柱と木造躯体の取合いを確認する為に、軒天ボードの一部も剥がしました。
あっ、繊維系断熱材の使用方法が間違っています。
でも今回は、断熱改修ではありません。
どうしよう・・・、見ない振りはできないよなー・・・。
posted by Asset Red
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