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従来、木材の人口乾燥は主にフローリングや家具製造用の広葉樹材の乾燥に採用されていました。
その後、集成材の発達により針葉樹ラミナの人口乾燥が必要となります。
さらに最近は、住宅用建材として使用する材に乾燥材を使用する事で精度・品質の向上を図るようになります。
そして、針葉樹の柱角などで人工乾燥が進んできました。
人工乾燥は、天然乾燥と比べて大変短い時間で乾燥出来ます。
でも、その反面、乾燥する木材には割れなどを起こります。
これらが起こらないようにする為には、蒸気・水の噴霧による加湿装置や送風装置を備える必要があります。
これらを巧みに操作し、理想的な乾燥条件を整えなければなりません。
これら人工乾燥装置は、同時に木材の適当量を乾燥できるだけの大きな部屋になっています。
なお乾燥室の種類は、表1のようになっています。
また図1は、代表的な人工装置である蒸気式1F乾燥室となります。
桟積みした材を乾燥室に入れ、室内の空気を蒸気管によって加熱。
室内に設置した送風機により温湿度が均一になるように熱風を循環し乾燥を行います。
この方式は広範な温湿度の設定が可能で、どのような樹種関しても適切な対応が可能です。
ちなみにスギ柱角を図2の条件で乾燥した時、含水率20%まで2週間以上を必要としました。
乾燥スケジュールとも言われる乾燥条件は、乾燥する木材の断面寸法で異なります。
また樹種によっても異なります。
最近では、全自動制御で運転できる装置も増えています。
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