練馬区富士見台 N邸の防水

1月30日付アセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋は快晴。

でも、風が冷たいんですよね・・・。

手袋を忘れると、辛い思いをすることになります。

練馬区富士見台1丁目に建つ『FPの家 N邸』では、防水に関する工事が同時進行で進めれています。

本来であれば、別の日に設定すべきなんですよね。

でも、雨&雪のせいで日程調整がうまくいきませんでした。

反省・・・。

防水に関する工事①

防水バルコニーの床&立ち上がり部分にFRP防水を施しました。

FRPとは『繊維強化プラスチック』の略称です。

 (Fiber-Reinforced Plastics の頭文字を採っています。)

繊維で強化する事で、割れやすいプラスチックの軽量さをそのままに、高い強度を与える事が可能です。

この性質を活かしベランダ等の床の防水性を高めるのが『FRP防水』です。

簡単に言ってしまえば、下地に樹脂を塗りガラス繊維を敷き並べ、これに樹脂を含侵させます。

この上にガラス繊維を重ね敷き、再び樹脂を含侵。

乾いたら表面にサンディングを施し、珪砂を散布して、トップコートを塗れば完成です。

一般的には10年間の保証がついています。

また上塗りをする事で、継続的に防水性を維持する事が可能です。

こんな感じに仕上がりました。

防水に関する工事②

外壁に透湿防水シート、窓回りに防水テープを施しました。

窓周りに貼った防水テープを撮ってみました。

窓周りのテープも下から上に貼り上げていきます。

窓下端→窓横→窓上という具合です。

サッシ取付前に窓下端には水切シートを貼ってあるので、下端の防水テープは水切シートの上に貼るようにします。

張り上がりはこんな感じになります。

防水シートも防水テープと同様に下から張り上げていきますが、水切シートの下部についてはその下に挿し込むように納めます。

北側隣地境界の様子を撮ってみました。

ここが一番近接しています。

足場と軒先の隙間は、わずか3cm程度しかありません。

ちなみに軒の出寸法は、壁芯から樋先まで220mmしかないんです。

作業の様子を見ていると、かなり苦労していました。

夏ならまだしも、冬は厚着していますから・・・。

少し残るようですね。月曜日には終わるでしょう

 

実は、今回、新たに挑戦したい施工がありました。

透湿防水シートを留めるタッカーを、従来のものから新しいものに変えたかったんです。

でも、その試みは敢え無く潰えてしまいました。

やはり新しい試みって、抵抗が大きいんですよね。

手間が余計に掛かるんであれば、その分を追加しても良いと言っても納得して貰えませんでした。

写真は従来のハンドタッカーによる留め付け部分のアップです。

水は上から下に流れるので、タッカーも縦に留めた方が漏水の危険性が低くなります。

でもシートが破断する可能性が高まる為、透湿防水シートメーカーでは推奨していません。

そこで弊社では、少しだけ斜めに傾けて留め付けるようにしています。

横に留めるのは、少し不安なんですよね。

大昔に外壁用防水紙として採用されていたアスファルトフェルトに比べると、現在使用されている透湿防水シートって釘穴シール性が低いんです。

だから、タッカー針回りの穴から侵入する雨水が原因の漏水も、数多く報告されています。

針が横に留めてあれば、針に溜まった雨水が張穴から侵入しそうでしょ

縦もしくは斜めになっていれば、少しは雨水の侵入を軽減できる筈。

これを防ぐには、タッカー針の頭にテーピングもしくはシーリングを行うしかありません。

でも、それってかなり大変なんですよね。

こんな感じです。

でも全ての針にテーピングをするなんて、現実的に無理だと思います。

「タッカー針頭にテーピングもしくはシーリングを行ってください。」

試しに頼んでみましたが、断られてしまいました。

でも、こんな工具を使えば、こんなタッカーを留める事が出来るんですよね。

ナーダック・ビルディングサプライ㈱のスティンガーキャップハンマーと言います。

従来のハンマータッカーよりも、少し大振りで邪魔くさいですね。

タッカー針とキャップの両方を収納し、先端をシートに当ててみると、こんな風に留め付けることが出来ます。

直径25mmのキャップの上に、タッカー針が打たれているのが判るでしょうか

針ではなく、キャップでシートを留める。

そして、針回りからの漏水を防止する。

ついでに、強風によるシートの剥がれを防ぐことも出来るそうです。

アメリカでは多くのビルダーがこれを使用していると聞いています。

勿論未だに通常のタッカーで留めているビルダーもいるそうです。

でも、その場合はタッカーの針頭にテープをしなくてはなりません。

アメリカのタイベックシートマニュアルには、そう書いてあるようです。

だったら、スティンガーを使用した方が言いですよね。

でも不思議と日本のマニュアルには書かれていません・・・。

参考に、断られた理由を聞いてみました。

たまにキャップが出てこない時があるそうです。

取り扱いも、従来のハンマータッカーに比べて面倒との事。

「これを使うなら、シートの留め付けは分離工事にして欲しい

そこまで言われてしまいました。

試してみましたが、確かに時々キャップが出てこない事があります。

現場が狭いと、大きい分、振り回すのが大変かも

でも、なんとか採用したいんですよね。

コンプレッサータイプもあるようです。

こっちの方が、ストレスが少ないそうです。

但し、ホースの取り回しが面倒です。

こっちの採用も含めて、引き続き検討したいと思います。

施工業者の変更さえも考えています。

でも、スティンガーを採用している工事店って東京にはいないそうです。

メーカー担当者にも、紹介依頼を掛けました。

でも、敢え無く玉砕です・・・。

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電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分 

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