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2月1日のアセットフォー日記となります。
天気はあまり良くありません。
朝一番、霰が降ってきてびっくりしましたが、すぐに止んで良かった・・・。
予報通り、明日は雨なのかな？
練馬区桜台6丁目に建つ『ＦＰの家 Ｙ邸』では、遣り方が行われました。
遣り方とは、基礎工事に先立ち行われる仮設工事のひとつです。
柱・壁などの中心線や水平線を設定するために、建物の周りに杭を打ち、水平貫を取付けます。
仮設工事なんて書くと、簡単に思われるかもしれませんね。
でも実際は、建物の配置や基礎の高さ・ＧＬ高さを決めるための重要な工程なんです。
普段はあまり身体を動かさない私も、結構身体を使います。
だから、筋肉痛になります。
まあ、明日は定休日だからヨシとしましょう！
今回の現場は、北道路（4.0ｍ）に接する30坪の整形地となります。
ここに27坪ほどの2階建て専用住宅を建てる計画です。
南・西に建物が近接していて、東側だけ隣棟間隔が結構あります。
写真だけ見ていると、そうでも無さそうでしょ？
でも太陽に素直な設計、結構しんどいです・・・。
では、遣り方の様子をご紹介したいと思います。
まずは境界を確認、本来であれば防草シートを撤去します。
でも今回は撤去しませんでした。
「邪魔になる部分だけカットすれば良いんじゃない？」
「シートがあればタイヤも汚れないから、道路汚す事ないでしょ！」
次に建物の大体の配置を押さえます。
でも今回は、先日のＳＳ試験の際の貫入跡が残っています。
これを利用させて戴きました。
このポイントが建物の四隅の壁芯となります。
これより600ｍｍ程度外側に杭を打つことにしました。
そして、杭を基準に水平貫を配り、四角くなるように並べます。
並べられた貫の継手位置を意識しつつ、杭を打ちます。
この時、杭は極力垂直に立てなければなりません。
そうしないと、基礎の精度に影響が出ちゃうんです。
でも砂利なんかがあると、中々真っすぐ打てません・・・。
今回は割と簡単に杭を打つことができました。
でも防草シートって意外と強いんですね。
先端を尖らせていたのに、カッターで切れ目を入れないと貫入出来ませんでした。
杭打ち作業が、とにかく疲れます。
やっぱり歳には勝てません・・・。
杭を打ち終えたら、杭に水平貫を取付けるためのレベルを記します。
敷地中央に据付完了。
道路にあるマンホール中央がBMです。
この高さを押さえ今回は+60ｍｍをＧＬに、水平貫の天端をＧＬ+600としました。
全ての杭にＧＬ+600のレベルを記します。
記したら、水平貫の天端を合わせて固定します。
水平貫の固定が終わったら、貫を斜めに固定し筋交い代わりにします。
次に行うのが水平貫への墨付です。
基礎の立ち上がり位置等を水平貫に記していきますが、ここで活躍するのが『カネピタ』です。
カネピタの活用方法については、今朝の拙ブログにまとめてみましたので、ご参照ください。
https://www.assetfor.co.jp/post-14002/
カネピタを使って矩（カネ）を確認、基準となる線を決めたら、水平貫に墨をつけていきます。
ここからは、実にアナログな作業となります。
基準線から910ｍｍ離れたところに線を引く。
そこから2730ｍｍ離れたところに線を引く。
こんな作業を繰り返します。
水平貫に付けられた墨を撮ってみました。
中央に引かれた垂線が基礎の中心線となります。
ここに水糸を掛けピンと張れば、基礎の立ち上がりの位置がわかる訳です。
15時間経過、無事遣り方完了です。
道具を片付けて撤収します。
そうそう、かなり近くに工事車両用の駐車場を確保する事が出来ました。
前面道路は4.0ｍしかないし、敷地内に工事車両を停めるスペースもありません。
駐車場が見つかって良かった・・・。
最近、益々工事車両用の駐車場を探すのが大変になっています。
数もどんどん減る傾向にあるし、大抵、軽自動車も含めてトラックは不可なんですよね。
ワゴン車はＯＫだけど、軽ハコは不可だったりします・・・。
マナーを守らない酷いドライバーが、建築業界には多いのかもしれません。
残念です、悔しくて堪りません。
心無い、こうした先人達の行いが私達の首を絞める結果になっています。
少なくても、弊社はマナーを守って気持ちよく契約期間を全うするつもりです。
今回は、軽トラック・軽ハコと普通乗用車に限りＯＫを貰えました。
資材運搬車は荷物を降ろすだけだから良いけど、トラックしか持ってない業者が何社かいるんですよね。
近くにコインパークがあれば、どうにかなるんだけど・・・。
posted by Asset Red
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