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2月4日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋は春のような暖かさ、長袖の作業着で歩けるくらいです。
でも風が吹くと、少し寒いんです・・・。
練馬区桜台6丁目に建つ『FPの家 Y邸』では、ようやく基礎工事が始まりました。
今日は重機を入れ、根切り&鋤取りを行いました。
根切りとは、基礎下の地面を掘る工事のこと。
また鋤取りとは土工事の一種で、表土等をある一定の厚みに薄く取り除くことをいいます。
弊社の標準的な基礎断面を挙げてみました。
GLを赤い一点鎖線、地盤をベージュ色で示しました。
基礎を施工する為に不要な土は、図中白い部分となります。
これを掘削する作業を根切りと呼ぶ訳です。
仮に現況の地盤面が凸凹であれば、これを平らに均します。
また余分な土があれば、これを削ります。
この作業を鋤取りと呼ぶ訳です。
根切り底の地盤面の余分な起伏を所定の高さに平らに削り取ることや床付けの前に面を乱さないよう加減しながら、平らに削り取ることなども鋤取りと言います。
どこまでが根切りで、どこまでが鋤取りなのか、よく分かりませんよね?
そこで弊社の場合は、根切り・鋤取りとまとめて呼ぶようにしています。
写真は、貫板に記された墨に水糸を掛け、その真下にチョークラインを引いたところを撮ったもの。
これを目安にして、重機で掘削を行います。
鋤取った土は、ダンプに積んで場外に搬出します。
毎回思いますが、つくづく勿体無いですよね。
お金を払って処分場に引き取って貰います。
捨てずに、その分GLを上げるという選択肢はとれません。
道路斜線に当たってしまうし、短いアプローチが仇となり階段もしくはスロープが急になってしまいます。
『GLは極力低く抑える』というのも、狭小地のアルアルなんです。
でも最近は、大雨等による浸水対策の必要性が求められるようになってきました。
早急に今後の対策を立てる必要がありそうです。
掘削してわかりましたが、思いの外ガラの少ない土地でした。
見事に黒土!
お金を払って引き取ってもらうのではなく、寧ろ買ってもらいたい位の良い土だと思います。
黒ボク土なのかな?
黒ボク土を調べてみると、主として母材が火山灰に由来し、リン酸吸収係数が高く、容積重が小さく、軽しょうな土壌らしい・・・。
有機物が集積して黒い色をしていることが多く、黒くてホクホクしていることからそう呼ばれるそうです。
保水性や透水性が良く、緻密度が低く、耕起が容易であることから他の土壌に比べて物理性は良好なんだとか。
ガーデニングに良さそうですね。
根切り・鋤取りが終わり、砕石を敷き詰め、転圧しました。
これを砕石地行と言います。
弊社では、厚さ100mmを標準仕様としています。
そして、この上に厚さ50mmの『捨てコンクリート』を打設します。
天気が良さそうなので、これを明日行う予定です。
posted by Asset Red
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