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2月12日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋は曇り。
空一面が灰色にくすぶっています。
でも、意外と寒くありません。
作業着の上にジャンバーを羽織っていると、暑いくらいです。
練馬区桜台6丁目に建つ『FPの家 Y邸』では、瑕疵保険の配筋検査が行われました。
ちなみに弊社では、㈱日本住宅保証検査機構(以下、JIO)の新築住宅瑕疵保険『JIOわが家の保険』に加入しています。
そもそも『瑕疵保険』とは、何か?
以下、JIOのHPからの抜粋となります。
新築住宅の売主等は、住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づき、住宅の主要構造部分の瑕疵について、10年間の瑕疵担保責任を負うこととされていますが、構造計算書偽装問題を契機に、売主等が瑕疵担保責任を十分に果たすことができない場合、住宅購入者等が極めて不安定な状態におかれることが明らかになりました。
このため、住宅購入者等の利益の保護を図るため、第166回通常国会において、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(平成19年法律第66号)(住宅瑕疵担保履行法)」が成立・公布されました。
また、住宅瑕疵担保責任保険法人の指定や特別紛争処理体制の整備については平成20年4月1日に施行され、新築住宅の売主等に対しての瑕疵担保責任を履行するための資力確保の義務付けについては平成21年10月1日に施行されました。
その仕組みは簡単です。
新築住宅を供給した事業者が住宅瑕疵担保責任に基づき修補等を行い、JIOは修補費用等の一定割合を保険金としてお支払します。
保険の対象となる部分は、住宅の品質確保の促進等に関する法律第5条第1項および第2項に規定する「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」で、構造耐力性能または防水性能における瑕疵が保険の対象となります。
そして10年間の補償を担保してもらう為には、最低2回の現場検査に合格する必要があります。
その1回目が、今回受けた『基礎配筋検査』です。
検査時間の30分前には、現場に到着するようにしています。
たまに検査員の都合で、早く始める場合があるんですよね・・・。
今回も、30分前に到着。
配筋施工の確認は事前に済ませてあるので、いつも同様に捨てコン上に落ちている『結束線屑』を拾いました。
中央鉄筋の奥に『つ』の形をした針金が見えると思います。
これが結束線の屑です。
写真中央の鉄筋が十字になっている部分を括りつけてあるのが結束線です。
弊社では、ステンレス製のモノを使っています。
鉄筋を括った際に、切れた線が落ちる事があるんです。
これを施工者が拾う訳ですが、どうしても拾いもれがあるんです。
ハンドマグネットという器具を使います。
先端が磁石になっているので、これを近づけると結束線の屑がくっ付きます。
この通り!
ハンドルに付いているレバーほを引けば、中で磁石が離れ屑は落ちます。
結構な量の屑が取れました。
いつもより、多い気がします。
今度会ったら、注意しないと!
拾い終えた頃、検査員が到着しました。
今回は、女性検査員のようですね。
20分程度の時間を掛けて、基礎の配置や配筋要領を確認してくれました。
無事、合格です。
コロナ禍になって、変わった事があります。
以前は検査合格時に、立ち合い者が書類にサインをしていたんです。
でも接触を避ける目的で、サインは検査員が代行する事になっています。
私の名前をわざわざ手書きするんです。
いっその事、無くしちゃえばいいのに・・・。
毎度お馴染みの『水抜き穴』が設置されていました。
上部の養生テープを剥がすと、こんな感じです。
弊社ではJOTOテクノの製品を採用しています。
かなり以前は、立ち上がりと耐圧盤の取合いにスリットを入れていました。
施工時に溜まった雨水を排出させるのが、その目的です。
そして、これを最後にモルタルで埋めていました。
でも木屑等が詰まって、あまり効果が無かったんです。
そこで採用したのが、コレでした。
水抜きと防蟻の両立を図ることが出来ます。
蓋を閉めれば、地面からの湿気を防ぐことも可能です。
床下点検口の近くに設けておけば、床下浸水後に明けることで、水を抜く事も出来ます。
案外、施工も簡単です。
梅雨の時期には、本当に助かるんです・・・。
これにて配筋施工完了です。
明日は、朝から耐圧盤コンクリートを打設します。
道路使用許可も取ったし、ガードマンの手配も完了しています。
天気も問題なさそうです。
posted by Asset Red
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