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今日と明日はアセットフォーの定休日。
そう、連休なんです。
2週続けて連休なんて・・・。
なんか、得した気分ですね。
さて、本題です。
我が地元では、私が工務店を営んでいる事を知っている方は、そう多くありません。
昔からの友人達と、娘と同じ幼稚園に通うお友達の親御さんくらいでしょうか?
私自身が話す事はほぼありません。
聞かれれば答える程度かな?
弊社の商圏と私が住む地域が異なっているのが、その原因です。
でも、餅は餅屋ですから、時々住宅に関する質問を受けることもあります。
先日も、妻を通じて『防蟻処理』について質問を受けました。
そのお宅は、新築して5年経つそうです。
白蟻の保証書の年限は5年、そろそろ防蟻処理をした方が良いのか?
簡単に言うと、そんな内容でした。
でも、どんな木材劣化対策を行っているのかわかりません。
妻も聞いていないと言います。
「べた基礎らしいから、大丈夫なんでしょ?」
べた基礎だから大丈夫なんて、誰が言ったの?と私。
良く聞くじゃない!
確かに、地面と建物の間に厚いコンクリートがあれば、シロアリの侵入を防ぐことが出来そうです。
でもシロアリの侵入経路って、色んな所にあるんです。
安心しない方が良いよ!
そう、伝えました。
たぶん、防蟻シーリングなんてしていないでしょう。
取り敢えず、基礎パッキン工法は採用しているようです。
でも、耐犠牲の高い構造材の採用は不明。
防蟻剤塗っておけば大丈夫!だと思うんですよね・・・。
妻が聞いてきました。
5年保証っていっても、大丈夫なんでしょう?
アットホームの調べによれば、4人に1人はシロアリの被害にあっているらしい・・・。
ついでに言えば、木材腐朽菌の被害も入れれば3人に1人の割合になるそうです。
上表によれば、ホウ酸以外の防蟻剤の効果が持続する期間は5年になっています。
やはり心配です。
世に出回っている防蟻剤のほとんどは合成殺虫剤との事。
そして、その大半はネオニコチノイド系の薬剤なんだそうです。
たぶん、コレを使っているんだろうなぁー。
「工務店には聞いたの?」
試しに聞いてみると・・・
「なんか、凄く高い事言って来たらしいよ。」
「30万円位かかるんだって!」
「そんなに高くないよね、普通・・・。」
確かにホームセンターに頼んだ方が安いと思います。
これ、防蟻業界の悪しきビジネスモデルらしいです。
新築時に行う防蟻施工は過当競争の為、安い見積を出さないと工務店が発注してくれません。
そこで安い金額で請け負います。
でも5年経過すれば、再処理が必要となります。
この時に、新築時に取り損ねた儲けを載せて取っちゃえ!
という事らしいですよ・・・。
以前に、とある業者から聞いてしまいました。
あいにく緑が多く、古い建物がアチコチに残っている地域です。
「念の為、防蟻業者に見て貰えば?」
「その際には、ホウ酸による防蟻施工を行える業者が良いと思います。」
「ホウ酸処理が向いているかどうかは分からないけど、良心的な施工をしてくれる筈。」
そう、伝えて貰いました。
新築時の合成殺虫剤施工なら、入居前に有害物質の多くは揮発するでしょう。
でもご家族が住んでいる建物に、コレを噴霧するのは心配です。
シックハウスを発症するかも?
ホウ酸を使わない業者にも、コストやそれ以外の理由があるのでしょう。
でも、住まうご家族の健康を第一に考えるべきだと思うんですよね。
伝えるべき事を伝えた上で、後はご自分で判断してください。
そう言うのが、精一杯でした。
posted by Hoppy Red
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