練馬区桜台 Y邸の屋根下地

3月5日付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は曇り後雨。

そんな日ではありますが、練馬区桜台6丁目に建つ『FPの家 Y邸』では、屋根下地をひたすら進めました。

朝一番に運ばれて来たのが、野地板と遮断パネルです。

昨日の午後運ばれて来た屋根タルキ&筋交いと合わせて、朝一番に2階に揚げました。

以前は、大工さんに荷受け&荷揚げをお願いしていました。

でも、時間&労力が勿体ないですよね。

そこで最近は、荷揚げ屋さんを手配して荷受け&荷揚げを行うようにしました。

置き場&置き方を指示しておけば、作業を進めてくれます。

大工さんも、心おきなく屋根下地を施工出来る訳です。

材木屋さんのトラックから野地板を受け取り、2階に差し上げてもらいます。

ここで私が受け取り、柱に立て掛けていきます。

これを持ち、数歩歩いて置き場に積んでいきます。

あっと言う間に、野地合板の荷揚げ完了です。

同様に、屋根タルキ&遮断パネルも2階に揚げてもらいました。

道路に車を停めての作業となる為、短時間で終わらせないとダメなんです。

のんびりしていると、すぐにクラクションを鳴らされてしまいます。

わずか30分足らずの為に、道路使用許可を取り交通誘導員を立たせるのも勿体ないし・・・。

トラックを待つ間に、上に揚げた屋根タルキを小屋組に立つ大工さんに差し上げてもらいました。

流石に、遮断パネルの差し上げはお願い出来ませんでした・・・。

軒桁を撮ってみました。

プレカットにてタルキ削りを行い、さらに455mm間隔に幅38mm×深さ3mmの溝を彫ってもらっています。

これ、タルキ彫なんです。

ここにタルキを合わせれば、タルキの間隔が455mmになります。

あとは側面から釘を打ち、タルキ止め金物を留め付けるだけ。

ちなみにタルキ削りは、タルキ間に充填する遮断パネルと軒桁の接触面を増やして密着性を高めるのを目的としています。

今回は、38×140のタルキを採用しています。

タルキの取付が完了しました。

随分とゴツイでしょ

敷地と建物の配置の関係で、軒の出はほとんど出ていません。

壁芯から樋先まで、300程度です。

夏の日射対策で、けらば方向はそれなりに出ているんですが・・・。

それなら、こんなにゴツイ垂木を使う事ないのでは

そう思った方もいると思います。

これには、ちゃんとした理由があるんです。

取付けられたタルキの間に、遮断パネルが立て掛けられています。

緑色のクラフト紙を貼った板状の物体が、遮断パネルです。

今回使うのは、長さ2000mmの物×32枚+1500mmの物×32枚となります。

これを縦に並べて長さ3500mmの断熱材とし、タルキ間に充填。

木枠部分とタルキを釘でしっかりと留めます。

各面16列充填する訳ですから、屋根の断熱面積は50.96㎡(15.38坪)になります。

充填した後の遮断パネルを建物内から見上げてみました。

緑色の面が下に来るように施工します。

この時ねタルキ下端と遮断パネルは、ほぼ平らに納まっています。

厳密に言えば、3mmだけタルキの方が下がっているんです。

そう、タルキ彫の分だけ下がっている訳

屋根面から見ると、こんな感じです。

屋根面は、銀色に輝いています。

そして、緑色も少しだけ覗いています。

どちらもアルミクラフト紙なんです。

ここで注目して欲しいのが、遮断パネルとタルキ上端に高低差なんです。

見えるでしょうか

タルキの高さが140mm、遮断パネルの厚さは105mm。

その差35mmが高低差となります。

何の為の高低差だと思いますか

この答えは、次回以降にしたいと思います。

その答えが、ゴツイ垂木を採用した理由に繋がります。

拙ブログの読者なら、既に答えが判っていると思います・・・。

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