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今日は日曜日、現場は動いていません。
このところ『FPの家 Y邸』の事ばかり書いていたので、今回は練馬区富士見台1丁目に建つ『FPの家 N邸』について書こうと思います。
昨日現在、外壁のラス網施工が完了しました。
雨の影響で当初の日程より遅れ気味ではありますが、全体の工程に影響が出る恐れはありません。
良かった・・・。
写真は、通気胴縁の上に張られた透湿防水シートです。
この上にラス網を施工します。
ちなみに今回は、フジカワの『ラスモルⅡ ノンクラック通気工法』を採用しています。
上イラストが標準的な施工方法ですが、弊社の納まりは少し違います。
イラストでは、縦胴縁の上にフジカワ通気ラスを施工するようになっているでしょ?
でも弊社では、縦胴縁の上に透湿防水シートを張ります。
そして、その代わりにターポリン紙のない通気ラスを施工するんです。
この方が防水性が高いし、施工性も上がるからです。
910×1820サイズのターポリン紙を張るよりも、1000×50mの透湿防水シートを張る方が安全かつ効率的でしょ?
防水シートを張り終えたら、出隅部分にラス網の増し張りを行います。
コーナーの左右それぞれに100mmづつ掛けるように貼ります。
そして、この上にラス網を重ねます。
入隅も同様に増し張りを行います。
ラス網は、継ぎ目を揃えず千鳥に張るのが基本です。
また継ぎ目部分には、決まった重ね寸法が必要となります。
弊社では縦であれぱ100mm以上、横であれば50mm以上取るようにしています。
ラス網はタッカー針を用いて留めますが、この段階では『仮留め』に過ぎません。
網の部分を、ホッチキスような針で留めているだけなんです。
下から上、そして右から左に張り上げるのが基本です。
また窓回りのラスは、サッシから10mm程度離すのが基本との事。
電解腐食を防止するのが目的らしいけど、樹脂サッシであれば関係ない気もします・・・。
また、開口部の四隅でラス網を継ぐのも厳禁とされています。
以前は、開口部の四隅にラス網を斜めにして増し張りしていました。
クラックが発生しやすい部位なので、割れ防止が目的です。
でも最近はやっていません。
もっと簡単で効果の高い方法に代えたからです。
いずれ、ご紹介する機会があると思います・・・。
ひと通り張り終えたら、写真のようなゴツいタッカー針を力骨に留め付けます。
通気ラスの施工、完了です。
いよいよ、モルタルを塗る工程に移行します。
どうか、晴天が続きますように・・・。