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3月9日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気予報は曇り。
お日様の姿は見えませんが、昨日よりは暖かくなるようです。
練馬区富士見台1丁目に建つ『FPの家 N邸』では、外壁の左官工事が始まりました。
まず初めに行うのが、窓等への養生です。
ポリマスカーや養生テープを使い、汚したくない部分を覆います。
ラス網に塗り付けるモルタルも、練り器を使って用意しなければなりません。
今回も、藤川建材工業のラスモルⅡを採用しました。
外壁通気工法用に開発された軽量既調合モルタルの為、水を加えて攪拌するだけ。
従来のモルタルのように、砂を混ぜる必要はありません。
練り終わったラスモルⅡは、バケツに小分けされ足場の上に運ばれます。
足場には既にウインチが設置してあり、モルタルの入ったバケツを次々と揚げていきます。
ラス網にモルタルを擦り付け、モルタルの塗り厚に合わせてコーナーに定規を取付けます。
今回も、大勢の職人さんが入ってくれました。
どんどんとモルタルが塗られ、防水シートの白い色が少なくなっていきます。
下塗りが終わった面には、櫛引きを行います。
モルタルの付着性を上げるために、表面を荒らすんです。
また、窓廻りや水切廻りにはアリスグラスファイバーネット(以下、アリスネット)を張ります。
アリスネットです。
アリスネットは藤川建材工業の特殊耐アルカリ性ガラス繊維ネットとなります。
幅は1m・25cm・15cmの3種類、長さは50m巻きとなっています。
でも現場には、1m×50m物しか置いてありませんでした。
これをモルタル仕上げの表層に伏せ込むことにより、強度を高め、クラックの発生を長期的に大幅に減少させます。
でも今回は、下塗りの段階で伏せ込んでいました。
「あれ、アリスネット伏せ込んじゃうの?」
軽く聞いてみました。
以前は、仕上げの段階で伏せ込んでいたんです。
でも最近は、この段階でも伏せ込むようにしているそうです。
クラックの入りやすい部位だけでも、2層に伏せ込めばよりクラックの発生を止められると考えたそうです。
ナルホド・・・。
大勢で入っているものの、施工には最低4~5日掛かると言われました。
やはり建物と足場が近いので、作業効率が著しく落ちるそうです。
狭いところでは、足場と建物が10cm程度しか離れていません。
バケツを持って運ぶのも大変です。
正面に立って、鏝で押さえることも出来ないと思います。
無理ばかり言って、申し訳ありません・・・。
天気が続けば、今週いっぱいで終わります。
その後、1週間ほど養生期間を取り、吹付を行う予定です。
とにかく、雨降らないでほしいなぁー。