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昨日、築25年目を迎えようとする弊社OBより電話を戴きました。
先代より弊社を引き継いだ私自身も知らない方でした。
「屋根の棟包が外れているそうです。確認してもらえませんか?」
との事。
棟包とは、写真の部位の事。
下地の貫板か腐ってしまい、留め付けている釘が抜けると外れる場合があります。
「どなたが確認したんですか?」
詐欺被害も多いので、心配になり聞いてみました。
「自宅近くで工事を行っている業者の方が、足場から見てくれたようです。」
「ついでに修理しますよ。と言われましたが、知り合いに聞いてみると言ったんです。」
「屋根の上、見て貰えませんか?」
ナルホド・・・。
よくある話なんですよね。
何回も、同じような話を聴きました。
屋根の上に上がってみても、特に異常のないケースが多いんです。
詐欺の一種だと思います。
屋根に上がり、何もせずに修理費を請求するそうです。
ひどいケースになると、屋根に上がり、棟包を外してしまう事もあるそうです。
3連梯子を持って、屋根の上を確認する事にしました。
お引渡し以降、外壁や屋根のお手入れを全くしていないとの事。
恐らく、屋根も外壁も経年劣化が発生していると思われます。
外装メンテナンスの提案も兼ねて、棟包の状況を報告するつもりです。
たぶん、問題ないと思います・・・。
以前から棟包の下地には、厚さ15mmの防腐大貫を採用していたので、腐って釘が抜ける事ありません。
まずは、安心してもらわなきゃ!
でも、屋根勾配がきついんですよね、勾配が6寸もあります。
コケなんかが生えていたら、滑って上がる事も出来ません。
以前は、急勾配の家ばかりだったんです。
台風で、棟包が外れたりすると、足場を架けて修理をしていました。
今は、急勾配を避けるようにしています。
修理の度に足場を架けていたら、費用負担が大変ですから・・・。