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4月15日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋は晴れ、温かい1日となりました。
練馬区桜台6丁目に建つ『FPの家 y邸』では、無垢フローリングの施工が始まりました。
1階用の床材はユニタイプのオークです。
ユニタイプとは、縦方向に継ぎ目の入る無垢フローリングのこと。
乱尺の商品を施工しやすい様に工場であらかじめ縦方向をフィンガージョイントしています。
今回の床材であれば、巾90mm×長さ 1818mmが1枚のサイズです。
巾方向に継ぎ目はありません。
でも長さ方向では2~6ピースの板を繋いでいます。
ユニタイプの他には、ワンピースと乱尺があります。
3タイプとも、同じサイズに見えますよね?
でも違うんです。
写真に『OPC』と書かれているのがワンピースです。
縦方向も長さ方向も継ぎ目がありません。
だから1枚の長さは、そのまま1818mmとなります。
正真正銘の無垢フローリングなんです。
そして真ん中が乱尺です
実は乱尺もワンピースです。
でも、長さがマチマチなんです。
長さが1818mmあるように見えますが、写真では3種類の長さの床材を繋いでいます。
乱尺フローリングって、303~1515mmの長さのフローリングが梱包内に混在しています。
これを上手に振り分けて貼っていかなければなりません。
ワンピースは定尺ですから、左右の床材の目地を3尺ずらして張ります。
でも乱尺の場合は、数種類の長さが混在する為目地をずらすのが面倒なんです。
床材自体の価格はワンピースの方が高いけど、施工は乱尺の方が大変です。
その分、施工費が高くなります。
張り上がりの雰囲気も変わります。
その点、ユニタイプは簡単です。
工場で1818mmに繋いでくれていますから・・・。
張り上がりを見ると、一瞬乱尺フローリングに見えます。
よく見れば違うんですけど・・・。
その辺りを判断材料にして、床材の選定をしています。
基本的な施工方法は、どのタイプの床材も変わりありません。
無垢床材は、季節により空気中の水蒸気の影響を受けます。
湿度の高い時期であれば膨らむし、低い時期であれば収縮します。
その為、床材を突き付けて張ってはいけないんです。
だから写真のように床材と床材の間にパッキンを挟んで、隙間を明けます。
この隙間の大きさは、材種や厚さ・巾等により違います。
その度に挟むパッキンを変えなければならないんです。
挟んだパッキンは、張り終えた段階で抜き取ります。
これが、また大変な作業なんです。
パッキンがフローリングに挟まって、中々抜けません・・・。
合板フローリングであれば、隙間を明ける必要はありません。
ただ突き付けて張るだけなんです。
巾90mm×長さ1818mmの床材を張ろうとすれば、80枚程度の無垢フローリングが必要です。
でも巾303mm×長さ1818mmの合板フローリングであれば、24枚しか必要ありません。
フローリングを張る手間って、張る枚数に比例します。
つまり無垢フローリングって、合板フローリングの3.3倍も大変な事になります。
合板フローリングって、施工が楽なんです。
材料費も安いけど、施工費も安くなる。
工期だって短くなります。
でも弊社ではオススメしません。
色々なデメリットがあるからです。
ここでは敢えて書きませんが・・・。
2階用の床材です。
オークの乱尺フローリングを採用しました。
巾も広いし厚さも19mmあるので、結構重厚な感じに仕上がります。
でも長さが短い床材が入っているので、施工は大変なんですよね・・・。
張っても張っても進まないんです・・・。
今回も床板と下地合板の間に制振ゴムを敷き込んでいます。
階上音対策が主目的ですが、歩行感を和らげて疲労を少なくしたり、転倒衝撃を和らげてケガを防ぐ効果も期待しています。
施工は難しくないんだけど、重いから荷揚げが大変です・・・。
あと2日ほど床張りにかかると思います。
床張りが終わったら、枠材の取付&石膏ボード施工となります。