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手元に『日刊木材新聞』があります。
『杉KD平角、8年ぶり値上げ』と書かれています。
少しだけ、抜粋してみたいと思います。
二宮木材は、同社が生産する杉KD平角について、7月受注分から立方メートル当たり1律5000円値上げすることを表明した。
同社が杉平角の値上げに踏み切るのは2014年以来8年振り。
夏場に掛けてさらなる原木価格の高騰が見込まれることや、働き方改革への対応で人件費が膨れていることから、将来にわたる安定供給の確保のため恒常的に増加する生産コストの転嫁を決断した。
立法メートル当たりの価格を㎥単価と言います。
これに木材の体積(材積)を掛けると、1本当たりの価格になります。
例えば、杉平角KD材の㎥単価は7.5万円。
105×105×3000の管柱の1本当たり単価はこうなります。
0.105×0.105×3.000≒0.033㎥
0.033㎥×7.5万円=2475円
5000円値上げすれば、2640円(差額165円)になります。
延べ床面積30坪の2階建て住宅であれば、60本位は管柱を使います。
締めて9900円のアップですね。
同様に他の構造材や端柄材も値上げします。
1件あたり、50万円程度上がるという試算もあるようです。
とにかく、情報を集めるしかありません。
良い機会ですから、木材の国産化を進めてみようと思います。
地域産材には、ずーっと以前から興味を持っていました。
色々なデメリットを言い訳にして、移行できなかったんです。
構造材・端柄材だけではありません。
床材などの建材の採用も考えるべきですね。
そのツケが一遍に出たという感じです。