遣り方とは

先日、雨天の為に変更した遣り方を今日の午後行います。

遣り方とは、基礎工事を行う前に行う作業のひとつです。

弊社では地縄張り・ベンチマーク設定なども、同時に行います。

但し今日の現場では、先日行った地盤補強に先立ち地縄張りを行っています。

よって今日の作業はベンチマーク設定&遣り方となります。

ちなみに、それぞれの作業の目的等を挙げておきます。

地縄張り~建築主または工事監理者の立会の元、敷地境界など敷地状況を確認の上、図面に基づき建物位置を地縄で示します。

地縄と書きましたが、弊社では水糸を使っています。

建物と隣地との空き寸法や、窓・給排気口・エアコンの室外機・給湯機等の配置なども確認します。

ベンチマーク設定~木杭・コンクリート杭などを用いその周囲を養生して、地盤の高さの基準を設定します。

弊社では動かないマンホール蓋等を利用する事が多いですね。

「ベンチマーク+450mmをGLとする。」なんて感じです。

遣り方~建物の隅部に堅固に設けて、建物の位置・水平基準・その他の墨出しを行います。

皆さんも、更地にこんな木組があるのを見た事があるのでは

遣り方の様子は、今日の現場ブログに書かせて戴く予定です。

お楽しみに・・・。

上図には『いすか』と書かれていますよね

遣り方は、基礎の通りや高さを定める為に設けるものであり、水貫にこれらを記します。

水貫は水杭に留め付けるので、水杭の高さが変わらないようにする必要がある訳です。

そこで、水杭の頭を『矢はず切り』や『いすか切り』等に加工し、不時の衝撃による歪みを見つけやすいようにしています。

でも、弊社では行いません。

作業の度に計測器を用いて、高さの確認をしていますから・・・。

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