blog
5月10日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ、気温は25℃くらいまで上がるようですが昨日ほど暑くはないそうです。
練馬区桜台6丁目に建つ『FPの家 y邸』も、ようやく大工工事が完了しました。
とは言え材料に不足が出てしまい、一部未完了という状態です。
明後日の入荷を待って、ようやく完了します。
この建物は総2階の建物のため、下屋はありません。
玄関庇だけが唯一の下屋となります。
総2階の建物って、のっぺりとして単調な外観になる場合もあるでしょ?
この庇が、良いアクセントになると思います。
木製玄関ドアを採用しているため、ドアへの雨掛かりを防ぐためにも軒を深くしています。
今回は、軒天にタモの無垢材を貼りました。
厚さ12mmのケイカル板を下地とし、その上に貼りました。
板目材ですが、思ったよりも濃淡があります。
タモはモクセイ科の広葉樹。
主な原産国は日本・中国・ロシアなんだそうです。
はっきりとした木目の美しさが特徴の一つといわれる、人気のある木材です。
反発力が強く、力を加えてもたわんで折れにくい特性を持ちます。
加工性が高いため家具に使われることが多い材ですが、野球のバットやボートのオールなど多くのスポーツ用品にも使われているようです。
耐久性は◎ですが、耐水性・耐朽性は〇。
その為、外部で使う場合には自然塗料を塗るようにしています。
そもそも木材の腐れは、腐朽菌の繁殖により起こります。
その発生条件は、水分・温度・酸素の有無・栄養源すべてが揃うこと。
ひとつでも無ければ、腐ることはありません。
でも、温度・酸素の条件は常に満たされています。
木材自体が栄養源ですから、この条件も満たされているでしょ?
残るは水分だけ。
とにかく濡れないようにします。
そして濡れても、水分を吸わないようにしなければなりません。
この点は、木製玄関ドアも同じです。
だから、塗装を施します。
でも塗装って、それほど長持ちしません。
当然、塗り替える必要があります。
専門業者に依頼すれば、それなりに費用が掛かります。
だったら自分で塗りましょう!
自分で塗るなら、簡単に濡れるタイプの塗料の方が良いでしょ?
そんな理由で、弊社はペンキタイプではなくオイルタイプをお勧めしています。
腕が悪くても、まあまあの仕上がりになります。
メンテナンスもしやすいですよ。
腐れはシロアリ被害と同様に、いったん起こってしまうと木材強度が極端に落ち込みます。
そして木材そのものを取り替えることになります。
その費用は、バカになりません。
とにかく腐れを未然に防ぐ努力をしましょう!
という訳で、自然塗料を塗ります。
今回は着色をせず、クリア塗装にする予定です。
色ムラも出ないし、ウエスに含ませて軽く拭くだけ。その後、表面のオイルを拭き取れば完了です。
しっとりとした杢目が際立って、きれいなんですよね。
以前に家具をつくった事があります。
箱をランバーコアで作り、引出し金物をイケアで購入。
正面の化粧板のみ、タモ材で作りました。
その時の写真をご覧ください。
天板と手前の化粧板は、クリア塗装済み。
奥の化粧板は、まだ塗っていません。
どちらも、同じタモ板です。
塗ると、良い感じになるでしょ?
軒天も、良い感じになると良いなぁー。
今から仕上がりが楽しみです。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分