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弊社には、いくつかの拘りがあります。
例えば、一般的によく使われている『合板建材』や『シート貼り建材』を、極力使わないようにしています。
可能であれば無垢材を!
それが難しいようであれば、せめて集成材を!
ビニールクロスの採用も、極力控えるようにしています。
紙クロスを標準採用、可能であれば漆喰仕上げをお勧めします。
内装仕上げを比較してみました。
あくまでも私見です。
でも参考には、なると思います。
まずは、ビニールクロスです。
①石油化学製品であり、含んだ化学物質を少しづつ放散します。
②調湿ができず、快適空間の実現は空調機器に委ねるしかありません。
③有害物質を吸着・分解できません。中にはこうした機能を付加した製品も発売されていますが、長期間持続するとは思えません。
④保温効果がありません。
⑤カビの発生を抑制できません。
⑥可燃です。
⑦消臭効果が期待出来ません。
⑧経年で可塑剤が放散し硬化します。
⑨静電気が発生し、埃を吸着して汚れます。
続いて、紙クロスです。
①天然素材であり、化学物質を含んでいません。
②下地に使われる石膏ボードの調湿能力を利用して、快適空間の実現に寄与できます。
③有害物質を吸着できますが、分解できません。
④保温効果が期待できます。
⑤カビの発生を抑制できません。
⑥可燃です。
⑦消臭効果が期待出来ません。
⑧経年による劣化が少ない。
⑨静電気が発生しない為、埃を吸着せず汚れません。
最後に、紙クロス+漆喰仕上げです。
①天然素材であり、化学物質を含んでいません。
②調湿能力が大きく、快適空間を実現できます。
③有害物質の吸着・分解が出来ます。
④保温効果が期待できます。
⑤アルカリ性の為、カビの発生を抑制できます。
⑥不燃です。
⑦消臭効果があります。
⑧経年による劣化が少ない。
⑨静電気が発生しない為、埃を吸着せず汚れません。
「でも、ビニールクロスって安いじゃない!」
「紙クロスや漆喰仕上げって高いでしょ?」
確かに、そうなんです。
一般的には、ビニールクロス→紙クロス→紙クロス+漆喰仕上げの順に初期コストが掛かります。
でも、メンテナンスコストは逆になります。
上記のメリットを加味すれば、初期コストのアップ分を補っても余りある。
個人的には、そう考えています。
もちろん、それぞれに、他のデメリットもあります。
例えば施工時間の多寡や施工者の腕前による施工精度ムラの有無、製品自体の長期継続性も重要な選択基準だと思います。
写真は全て、最近の弊社施工例となります。
中々良い雰囲気でしょ?
内装材を選ぶ際には、色々な事を考える必要があるのでは?
初期コストばかり考えていると、損する場合も多いですよ。
posted by Asset Red
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