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5月24日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ時々曇り。
練馬区桜台6丁目に建つ『FPの家 y邸』では、このところ外作業のネタばかり書いていました。
でも、中作業も地味に進んでいるんです。
久々に、中作業の様子を書きたいと思います。
大工工事が終わり、電気屋さんに入ってもらいました。
写真のように、コンセントやスイッチboxの上に張られた石膏ボードの開口をお願いしたんです。
弊社では、電気屋さんに開口してもらいます。
そして、その後にクロス屋さんが入ります。
最初に行うのが、パテ処理です。
今回は、久々に半円状の下がり壁をつくりました。
これ、結構手間が掛かります。
大工さんによる下地づくりもそうですが、クロス屋さんのパテ処理も時間をかけて行わなければなりません。
リビングは勾配天井になっているので、足場を組みました。
パテ処理も無事、完了です。
糊付機を設置して、早速クロス貼りに移行します。
今回採用したのは、ルナファーザーです。
このクロス、環境保護先進国ドイツで生まれた塗装下地用の壁紙です。
190年以上の歴史あるメーカー「ERFURT社」で製造され、現在ではヨーロッパをはじめ世界30ヵ国で愛用されています。
木チップ・パルプなどから作られた素材は、衣服同様に通気性・透湿性に優れ、結露やカビの発生を抑えます。
また透湿系建材や漆喰塗料との組合わせにより、室内の湿度を緩やかにコントロールし居心地のよい空間にしてくれます。
住む人に優しく 自然環境にも優しい、とてもエコロジカルな紙クロスです。
今回は、チップス№20というウッドチップの小さいタイプを採用しました。
近くで見ると、こんな感じです。
小さいとは言え、結構、存在感があるんですよね。
引いて撮ると、こうなります。
半円状の下がり壁も、いい感じになりました。
キッチン天井に貼られて無垢板との相性もバッチリでしょ?
間もなく、クロス工事も終わります。
その後に入るのは漆喰屋さんです。
貼ったばかりの紙クロスの上に、漆喰を塗ってもらいます。
透湿建材である石膏ボードの上に貼り、その上に漆喰を塗れば、室内の湿度を緩やかにコントロールし居心地のよい空間にしてくれる筈。
もちろん、結露やカビの発生も抑えてくれます。
化学物質を使用していませんから、ホルムアルデヒドなどの人体に有害な物質の発生もありません。
漆喰と言えば『吸放湿』する建材と考えている人が大勢いると思います。
「嫌な臭いも吸収するんでしょ?」
なんて方も、いるでしょう。
でも弊社では、これらの機能は期待していません。
だって塗り厚が無いんだもん!
ローラーでどんなに厚く塗っても、せいぜい塗り厚は1mm未満だと思います。
この位の厚さでは、吸放湿や吸臭効果なんてタカが知れています。
どちらかと言えば、前者であれば石膏ボードの吸放湿をビニールクロスのように邪魔しないという程度です。
また後者であれば、身体に悪い化学物質を放散しないという位かな・・・。
強アルカリによる殺菌性も、スイス漆喰ほどありません。
でも、カビには十分有効だと思います。
ついでに言えば、材料となる紙は再生紙を使っています。
木片だって端材や間伐材を利用していますから、資源の有効活用も図られています。
つまりSDGs的にも、バッチリという訳。
インテリア的にも、良いと思います。
ローラーで塗るので、施工性もバッチリです。
いつもの紙クロスと比較して、工期は長くなるし、費用も掛かります。
でも、やる価値はあると思います。
クロスの継ぎ目が見えなくなるし、部分補修が出来るから、メンテナンス性の良さもピカイチです。
posted by Asset Red
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