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今日は第3火曜日、そして明日は水曜日。
アセットフォーは連休となります。
暑い日が続きますね。
私の乗る軽のワゴン車(以下、軽箱)はガンメタカラーのせいなのか、エアコンが全然効きません。
冷たい風は吹き出すんですが、天井や壁からの輻射熱で車内は蒸し風呂状態!
両側の窓を明けて通風を取らないと熱中症になりそうです・・・。
先日試しに、WBGTを測定してみました。
気温(乾球温度):45.6℃
湿度(相対湿度):24%
WBGT値:33℃
熱中症の危険度は『危険』となっていました。
これ、エンジン始動時のものです。
両サイドの窓を全開にし、エアコンを掛けてしばらく車を走らせると、こうなりました。
気温(乾球温度):37.3℃
湿度(相対湿度):29%
WBGT値:27℃
それでも、熱中症の危険度は『警戒』となっています。
やっぱり・・・
こんなイラストを見たことがあると思います。
体感温度の説明をする時に使われますよね。
人体と周りの壁・天井・床(以下、周壁)の温熱環境を示しています。
この場合は、周壁の温度が体温より高い為輻射熱が人体に伝達する夏季を想定していると思われます。
気温の割に暑いと感じる状態です。
冬季であれば、周壁温度は人体よりも低いので、矢印は人体から周壁に向かいます。
だから、気温の割に寒く感じる筈・・・。
(気温+周壁温度)÷2が体感温度の目安になると言われています。
例えば気温28℃で周壁温度が38℃であれば、体感温度は33℃になる訳です。
軽箱は、著しく外皮性能の悪い家みたいなものです。
たぶん断熱材なんて入っていませんよね。
しかも、ガンメタカラーです。
日遮熱をひたすら吸収します。
正にイラストそのもの・・・。
今の時期は、車の天井や壁から熱波がバンバン降り注ぎます。
だから黒球温度を測定すれば、それなりの温度になっている筈。
でも残念ながらWBGT計で黒球温度を測ることは出来ません。
また、私の持つ計測機器の中に黒球温度を計測できる物はありません。
サーモカメラ&輻射温度計で周壁温度を見ることは出来ますが・・・。
残念!
そこで、WBGT値を基に黒球温度を算出することにしました。
屋外に見立てれば、WBGT値は次のように求められています。
WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度
これを黒球温度を求める式に変えてみます。
黒球温度=(WBGT-0.7×湿球温度-0.1×乾球温度)÷0.2
WBGTと乾球温度は既に出ています。
でも、湿球温度は出ていません。
その代わりに相対湿度は出ています。
計算で湿球温度を求める事も出来ますが、かなり面倒そうです。
湿り空気線図を使って求めることも可能です。
でも線が細かくって、老眼には厳しいんです。
仕方ない・・・。
『空気の計算機』というiPhoneアプリを使って算出してみました。
アプリによれば、しばらく走った後の湿球温度は23℃なんだそうです。
これらをそれぞれに代入してみました。
黒球温度=(27℃-0.7×23℃-0.1×37.3℃)÷0.2=35.85℃
ちなみに黒球温度(グローブ温度)とは、周囲からの熱輻射による影響を観測するために用いる温度です。
気流が静穏な状態では、作用温度とほぼ一致するそうです。
作用温度は体感温度と読み替えても差支えないと思います。
気温・作用温度共35℃超え、しかもWBGTも28℃近くまで上がっています。
28℃を超えれば、熱中症の危険大です。
暑い筈ですよね。
エアコンは、これ以上効きそうにありません。
窓を開けても、この程度の効果です。
この夏、乗り切れるのかなぁー?
取り敢えず、小まめな水分補給だけは忘れないようにします!
念の為、保冷剤なんかも用意しておこうかな・・・。