大変でした・・・。

ご存知の方もいると思います。

弊社事務所の打ち合わせコーナーには、輻射式冷温水パネルヒーターがあるんです。

写真左側の白いルーバーが、ソレです。

夏の写真ですから、サーモカメラで覗くと青くなっています。

ヒートポンプと冷温水パネルを組み合わせただけのシンプルな設備ですから、メンテナンスの容易さを期待して採用しました。

しかも、空気の力を利用していますから省エネです。

夏は冷水を作りパネルを冷やします。

そして冬は温水を作りパネルを温めます。

エアコンと違い、風のない冷暖房は快適ですよね

それを実感して欲しくて、数年前に設置しました。

快適さも実感出来たし、エアコンに比べるとメンテナンスもかなり楽チンです。

値段はかなり張るものの、充分オススメできる省エネ・快適設備だな

そう思い、機会があればオススメしていたんです。

でも、冬に調子が悪くなりました。

時々、異常を知らせるライトが点灯し、止まってしまうんです。

メーカーに見てもらうと、室外機の異常との事。

残念ながら、この機種は既に廃盤となっているそうです。

修理に来てくれたサービスマンが言いました。

「不具合の原因がいくつか考えられます。」

「それぞれの部品を交換しても良いんですが、今後の部品供給に不安があるので、室外機をそっくり交換しましょう

えっ!良いんですか

「お代は戴きません。送料も無料で結構です。」

ありがとうございます。

「但し、交換自体はご自分で行ってください。お願いします。」

ナルホド・・・。

部品を交換しても症状が改善しない場合があります。

数回に渡り、あちこち直していたら手間ばかり掛かってしまいます。

だったら室外機を無償で供給し、交換自体を任せた方が結果的に安くあがる。

そう思ったんでしょうね。

結局、その条件をのみました。

そして、室外機が事務所に届きました。

デカイ・・・。

狭い倉庫に鎮座している室外機は、異様なまでに存在感があるんですよね。

すぐに、いつもエアコン工事を依頼しているT氏に交換をお願いしました。

でも、忙しくて手が回らないと言います。

コロナ禍以降、エアコンの工事が増えているんですよね・・・。

幸い、室外機を交換しなくてもパネルヒーターは動きます。

騙し騙し、なんとか冬を乗り切ることが出来ました。

でも、流石に夏は乗り切れそうにありません。

と言う訳で、昨日交換工事を行いました。

T氏が来てくれれば、すぐに涼しくなるだろう・・・。

そう思っていました。

でも、この考えは甘かったんです・・・。

だって、一人で来たんだもん。

室外機は、弊社の真上のフラットルーフに置いてあります。

そこは階段を昇り、高い手摺壁を乗り越え、低いパラペットを2箇所乗り越えないと行けない場所なんです。

そこにバカデカイ室外機を持ち上げて、運ばなければなりません。

仕方ない、手伝うしかないでしょ・・・。

置き場に付いたら、後の事をT氏に任せて私は外出しました。

2時間ほどして戻ると、不凍液を充填中でした。

充填中の写真です。

写真で見ると、意外と小さいですよね・・・。

でも、重かったんです。

すぐそこには、外したばかりの室外機が置いてありました。

あれ

これも、下に下ろさないとダメじゃん

目の前が真っ暗になりました。

実は、まだ50肩が完治していないんです。

手は上がるようになったんですが、重いものを持ち上げると痛いんですよね・・・。

でも、そんな事は言ってられません。

無事、作業完了。

打ち合わせコーナーが涼しくなりました。

メデタシ・メデタシ・・・。

今回、言いたかった事はひとつだけです。

設備は、いずれ交換しなければなりません。

5年後かも知れないし、15年後かもしれません。

交換する際の施工性を常に考える必要があります。

今回の場合であれば、フラットルーフではなく屋上であれば、もっと搬入が楽だったんですよね。

屋上であれば、腰壁やパラペットを昇り降りする手間が省けます。

でもエレベーターが無い為、5階まで昇り降りしなければなりません。

築古の分譲マンションだから、仕方ないんです。

事務所の上はフラットルーフです。

ここに置いた方が楽ですよね。

でも搬入が・・・。

搬入路をつくっておいて欲しかった・・・。

なんて思いながら、思いつきました。

そうか、ユニックで吊り上げれば良かったんだ

駐車場に停めれば、可能ですから・・・。

狭小地にめい一杯家を建てようとすると、室外機置場に苦労します。

外観もそうですが、近隣への配慮も必要となります。

隣棟間隔が小さいから、搬入の際に、他の室外機や設備が障害になるケースが圧倒的に多いんです。

ベランダや屋根に載せちゃおうか

なんて考えが頭に過ることもあります。

でも、止めた方が良いですよね。

今回のことで、改めて感じました。

そう言えば、以前にこんな事がありました。

エコキュートの交換を依頼されたんです。

もちろん、弊社のOB宅です。

念の為、現場に行くと搬入路が見当たりません。

保管している図面を見ると、エコキュート置き場の隣は畑なんですよね。

でも今は、家が建っています。

おまけに境界には、高いブロック塀があるんです。

敷地内を通って運ぶのは、難しそうです。

雨樋や室外機が邪魔になります。

「新築時は、隣の畑から搬入したんだよね。」

ご主人が教えてくれました。

結局、ユニックで吊り上げて入れました。

かなり危ない状況でしたが、無事交換出来て良かったと思います。

将来の近隣状況も見越して計画をしないと、ダメですよね。

ユニックを使えないケースだって、ありまますから。

エコキュートの交換に関する、こうした話って色々あります。

来る交換時期に備えて、もっと省スペースの機種が出て欲しいと思います。

室外機も同様です。

現地で組み立てるタイプがあっても、いいと思います。

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