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6月14日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋は曇り時々雨!
とうとう、梅雨入りしてしまいました・・・。
憂鬱です。
今日は、ほぼ一日OB宅にいました。
途中で資材購入の為に現場を離れたものの、朝から夕方まで、昼食抜きで作業&現場管理に明け暮れていたんです。
作業の内容は、失敗の是正&ちょっとした頼まれ事でした。
ちょっとした頼まれ事も、失敗の是正と言えなくもありません。
2階キッチンに置かれていた冷蔵庫の更新を考えたK様ですが、搬入路で困ってしまいました。
階段を使おうとすると、壁付手摺&壁付照明が邪魔になります。
2階にはベランダがありませんし、大きな窓も無いため吊り上げる事も出来ません。
3階ベランダに面する掃き出し窓かを使って吊り上げる事も考えましたが、3階から2階に下がる階段の壁にも、壁付手摺&壁付照明があって運べません。
担当者に聞いてみると、打ち合わせ時に注意喚起はしていたそうです。
K様も、その事は重々ご承知のご様子です。
「費用が掛かっても構わないので、手摺&照明を外してください。」
昼の11時~14時の間に搬入があるそうです。
11時までに手摺&照明を外し、14時以降に再取付するためにお邪魔していたんです。
こちらは、スムーズに進められました。
大きな家電や家具の搬入路は、設計時に確認しておきましょう!
毎度お馴染みの反省です。
失敗の是正が大変でした。
高断熱・高気密の建物に第1種熱交換換気システムを設置したお宅です。
キッチンに設置したレンジフードは『同時給排タイプ』。
これが間違いでした。
ある日、K様からメールが入りました。
「時々、1階掃き出し窓からピューという風切り音が聞こえる。」
現地で確認してみると、YKKapの樹脂窓から風切り音は聞こえません。
何時ごろ聞こえましたか?
聞いてみましたが、時間は定かでないとの事。
もしかしたら・・・。
K様にご承諾戴き、2階キッチンのレンジフードを稼働してみました。
やっぱり・・・。
中レベル以上にすると、風切り音が鳴ることを確認出来ました。
以前から知っていました。
同時給排タイプのレンジフードって、排気量と給気量のバランスが極端に悪いんです。
気密性能の高い建物であれば、なおさらです。
でも、ここ10年以上同時給排タイプのレンジフードは使っていませんでした。
そして、つい、うっかり採用してしまいました・・・。
ちなみにC値0.1㎠/㎡のお宅です。
給気口は換気システム用の1つと、レンジフード用の1つしかありません。
給気量が少ない為、建物の隙間から外気を引っ張ろうとしますが、隙間が無いため窓から引っ張っているようです。
給気量を増やすしかありません。
パスカルダンパーの設置を提案しました。
でも外皮に新しい穴を明けるのは、抵抗を感じるとのこと。
そこで提案したのが、ダクトファンの増設でした。
レンジフートの給気ダクトに強制給気ファンを設置。
こうすれば、外皮に新しい穴を明けないで済みます。
給気電動ダンパー用の電源を分岐して、電源とします。
いちいちスイッチの0n・offしなくても大丈夫!
レンジフード稼働時しか給気口は明かないから、今までと変わりません。
無事、承認を得て、本日工事を行いました。
問題の同時給排ユニットです。
これがキチンと仕事をしてくれれば・・・。
でも明らかに弊社のミスなんです。
高気密住宅には、使わないでくださいと書いてあります。
レンジフード脇の天井に、600×600サイズの点検口を新設させて戴きました。
ここから、全ての作業を行わなければなりません。
これが予想外に大変でした。
それでも、どうにか完了。
結局、5時間も掛かってしまいました。
この後に点検口枠を取付け、養生シート等を撤収して作業完了です。
中レベルでレンジフードを回しても、窓から風切り音は出ませんでした。
もちろん、今日掛かった費用は弊社が負担させて戴きました。
高い授業料でしたね。
でも、2度とこんな失敗はしないと思います。
今回初めて、ダクトファンを採用しました。
もっと運転音が気になるかなぁーと思っていましたが、全然気になりません。
でも、いつかは更新が必要になるんですよね。
また、大変な思いをする事になるんだ・・・。
やっぱり、電動給気シャッターの方が実用的だなぁーと、再認識することが出来ました。
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