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6月19日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋は雨。
気温はそれほど高くありませんが、湿度が高くてジメジメ感が・・・。
いかにも梅雨って感じが、たまらなくイヤなんですよね。
太陽が恋しく思います。
練馬区桜台6丁目に建つ『FPの家 y邸』では、こんな設備が設置完了しました。
エコキュートです。
言わずと知れた、手前の熱源機と奥の貯湯タンクがセットになった省エネ設備。
ご存知でない方の為に、簡単に説明しておきます。
夜間の安い電力でコンプレッサーを回し、空気の力でお湯を沸かすのが熱源機の役目です。
そして作られたお湯を貯めるのが貯湯タンクの役目となります。
貯湯タンクは真空断熱材に包まれているため、お湯の温度が下がりにくくなっています。
ここに90℃のお湯を数百リットル貯めておき、水と混ぜて適温にします。
予め、前の晩に必要な量のお湯を沸かしておきます。
ここが難しいところなんですよね。
少なければ、昼間の高い電気で沸かさなければなりません。
かといって、多過ぎれば余ってしまいます。
余ったお湯は温度が低くなるため、沸かし直しに余計なエネルギーが必要になります。
これを本体に内蔵された予測機能を利用して、上手にコントロールする必要がある訳です。
今回は屋根の上に太陽光発電パネルを搭載するので、ソーラーチャージ機能のついた機種を採用しました。
ソーラーチャージとは、太陽光発電の余剰電力を自家消費してお湯を沸かす機能です。
太陽光発電に余剰電力はつきものです。
余剰電力とは、発電量から家電等で使用する電力(自家消費電力)を差し引いたもの。
以前であれば、電力会社に高価で買って貰えました。(売電といいます。)
でも最近は安く買い叩かれてしまい、売電してもメリットがありません。
そこで様々な余剰電力の活用方法が注目されるようになりました。
例えば、蓄電池。
余剰電池による電気自動車への充電。
そしてソーラーチャージです。
一般的なエコキュートは、必要量を夜間電力で沸かします。
一方ソーラーチャージ機能のついたエコキュートは、夜間の沸き上げ量を減らします。
そして不足分を、翌日の昼間に分散して沸き上げます。
この時使うのが余剰電力です。
太陽の力で発電した電力は費用が発生しません。
安く買い叩かれるよりも、随分とマシでしょ?
利用方法も至って簡単です。
夜間時間帯前に翌日の天気を確認!
晴れるようであれば、リモコンをソーラーチャージに設定して貰えば完了です。
スマートフォン用アプリを使えば、もっと簡単です。
天気予報と連動して、勝手に切り替えることも可能です。
但し空気の力余剰電力での沸き増し運転を行うにはいくつかの注意点があります。
①太陽光発電システムを設置していないご家庭で設定すると、電気料金が増えます。
②外気温が低い場合、機器保護のために凍結予防運転(沸き上げ)を行うことがあります。
その際は、ソーラーチャージの沸き上げ時間が短くなるか、実施しない場合があります。
③急な天候変化等で、途中でソーラーチャージを取り消すと、湯切れする場合があります。
湯切れしないように、早めに沸き増ししてください。
④「ダブルピークカット機能」や「昼停止」の設定中にソーラーチャージを設定すると、ソーラーチャージが優先されます。
またタンクのお湯を確保するためにソーラーチャージ設定時間以外は、「ダブルピークカット機能」や「昼停止」が働きます。
⑤天気予報、発電量等をご確認のうえ前日の夜間時間帯が始まるまでに設定をお願いします。
「連続設定」は、特にご注意ください。「1回設定」の場合、停電が発生すると設定は取り消されます。
⑥実際の天気が前日の18時時点の天気予報と異なった場合、買電が発生する可能性があります。
⑦AiSEG2はHOME IoTの中核機器です。
翌日の天気予報が「晴れ」の時間帯で発電量を予測し、使用電力量と沸き上げに必要な電力量が発電量でまかなえると判断した場合に実施されます。
実際の天気や電力の使用状況が前日の18時時点の天気予測より異なった場合、買電が発生する可能性があります。
対応機種は、AiSEG2対応のパナソニック製エコキュートの一部です。
太陽光発電を利用する場合には、是非採用したいエコキュートだと思います。
エコキュートってガス給湯器に比べて、かなり省エネです。
その分、イニシャルコストは高くなります。
でも、長持ちするんですよね・・・。
災害の際にも、安心です。
常時タンク内には数百リットルのお湯が溜まっていますから、水道が止まっても、これを利用する事が出来ます。
電気がなくても大丈夫!
簡単な操作でお湯をノズルから出てきますから・・・。
敷地に余裕があれば、オススメしたい設備だと思います。
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分