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6月26日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は曇り、さいわい雨は降らない予報です。
今回は自戒の思いを込めて、築後13年経過した弊社OB宅の話を書きたいと思います。
玄関ポーチの写真です。
お気付きでしょうか?
ポーチ柱近くのタイルが割れています。
また段差付近のタイル先端と蹴込タイルの間の目地が開いているんです。
先程の写真の左側は、こうなっています。
左側に見える建物の角から目地に沿って、割れが走っているのが見えると思います。
また先端のタイルと蹴込タイルの間の目地も、パックリと口を開けています。
このお宅の立つ地域は、地盤があまり良くありません。
前面道路も3t規制が掛けられているにも関わらず、波打っているんです。
当然、地盤改良はしています。
もう、おわかりの方もいると思います。
原因は地盤沈下です。
ポーチ下の地盤が下がった為、ポーチの一部と階段が下がってしまいました。
実はポーチ柱と建物の角を結ぶラインを境に、下地のつくり方が違うんです。
建物側は耐圧盤の上にポーチ下地がつくられています。
また、耐圧盤下には柱状改良体があります。
その為、地盤沈下の影響は受けていません。
一方、境界外側のポーチ下地の下には耐圧盤も改良体も存在しません。
外構を行った際に、地盤に転圧を掛け砕石事業を行い、コンクリートを打設しただけ。
その為、境界に沿って割れが入り、オジキをするようにポーチ面が前下がりになっている訳です。
反省・・・。
割れたタイルや開いた目地の修理は、比較的簡単にできます。
でも、傾いた下地を復旧するのは大変です。
ましてや、沈下しないようにするのは相当困難・・・。
地盤改良の段階で、ここにも改良を行うべきでした。
この地域では、駐車スペースの土間が沈んだり、境界ブロックが傾斜することもあります。
建物だけでなく、こうした部分の沈下に対する配慮も必要ですね。
そんなの当たり前だよ!
お叱りは、ごもっともだと思います。
でも当時は、そこまで頭が回りませんでした・・・。
今後は、きちんと対応するつもりです。
posted by Asset Red
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