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とある現場に、とあるモノを用意しました。
ブースターファンとグリルです。
これを天井野縁の間に、複数台設置します。
こんな感じです。
この現場では、小屋裏にエアコンを設置するんです。
そう、昨今よく聞く『小屋裏エアコンの家』なんです。
簡単に説明します。
①小屋裏空間をエアコンで冷やしたり、暖めたりします。
②2階天井全体が夏は冷たく、冬は暖かくなる筈。
③夏は天井からの冷輻射で涼しくなります。
④そして冬は暖輻射が床を温めます。
④風のない冷暖房を実現出来ます。
うまくいけば、理想的でしょ?
問題は、小屋裏空間の温度が均一になるかどうかです。
そこで、ブースターファンの採用となりました。
エアコンとブースターフアン、そして給気用グリルの配置が重要です。
専門家の意見を聴きつつ、じっくりと検討しました。
ブースターファンとは、本体の横から吸った空気を真下もしくは真上に吹き出す循環ファンです。
その気流の形状が、他のファンとは違います。
イラストのような『扁平気流』が特長なんです。
極めて面積の小さな風の塊が、2.5mも飛んでいきます。
天井から吹き出せば、床まで届く訳です。
夏季は、微風レベルで使います。
その風量は30㎥/h、消費電力はわずか1.2Wです。
今回は合計6台使いますが、合計消費電力はたったの7.2Wしか無いんです。
さすが、ブラシレスDCモーター採用品。
運転音が小さいのも魅力です。
この位の風なら、エアコンのように風を感じることはありません。
冬季は弱風モード(風量:50㎥/h)で、暖気を床まで吹きおろし、床面を温めます。
窓上にグリルを配置しているので、窓からのドラフトもより少なくなります。
この時の消費電力は1.8W、6台合計で10.8Wです。
もちろん、中モード・強モードもあります。
念の為、消費電力と風量を挙げておきます。
中モード:消費電力5.4W、風量100㎥/h。
強モード:消費電力9.0W、風量120㎥/h。
でも、これらのモードはお勧めしません。
消費電力はともかくとして、運転音が大きいんですよね・・・。
そもそも、そんな風量は必要ないと思います。
1台のリモコンで5台までコントロールが可能です。
今回は3系統とし、各居室で風量の調整が出来るようにしました。
その他の設備として、AC電源をDC電源に変える電源装置。
専用のモジュラーコード、そしてグリルが必要となります。
難しい技術は要りません。
工事も、至って簡単です。
エアコンを複数台使ったり、ダクト配管をするよりも、はるかに安上がり!
イニシャル・ランニング、どちらもコストも圧縮可能です。
高性能エアコンではなく、廉価タイプのエアコンでOKです。
posted by Asset Red
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