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いまさら?
という方も多いかもしれませんね。
それでも、敢えて『複層ガラス』について書きたいと思います。
ちなみに我が家で採用しているのが複層ガラスです。
正確に言えば、外側ガラスの内側に特殊金属膜をコーティングした『Low-E複層ガラス』になります。
また、中空層には『アルゴンガス』を封入しています。
写真は先日起きた『夏型結露』を撮ったもの。
ちなみにアルミスペーサーです。
樹脂スペーサーを希望しましたが、メーカー側から言われました。
「樹脂スペーサーは北海道限定の為、対応出来ません。」
まだ当時は、そんな状況だったんです。
残念・・・。
では、本題です。
複層ガラスは、2枚のガラスの間に中空層をもたせた断熱ガラスです。
一般的な透明ガラスの2倍の断熱性能をもち、結露しにくいのが特長です。
でも、その使用に当たっては留意すべきこともあります。
2枚のガラスで中空層を密封するために封着材を使用しています。
でも、これが経年で劣化すると中空層の密封が保てなくなります。
こうなると、中空層に結露を生じる場合があるんです。
これを内部結露と言いますが、こんな現象が現れたらガラス交換の時期だと思ってください。
2枚のガラスのうち、外側ガラスの内側もしくは内側ガラスの外側に特殊金属膜をコーティングするとLow-E複層ガラスになります。
エコガラスとも言うそうです。
前者は日射遮蔽型といい、後者を日射取得型といいます。
どちらを採用しても、複層ガラスに比べて省エネとなります。
日射条件に応じて使い分ける事で、さらに省エネを図ることも可能です。
Low-EとはLow-Emissivity=低放射を意味し、熱放射を遮断する目的で中空層側に金属膜をコーティングしています。
また使用に当たっては、複層ガラス同様に留意しなければならないことがあります。
日射エネルギーの吸収量が大きいため、『熱割れ』の可能性が高まります。
またガラス面にコーティングした金属膜の影響で、電波機器の送受信に少なからず影響を与えます。
確かに、携帯電話・スマホの入りが悪いんですよね・・・。
中空層により断熱性能の高いガスを封入すると、ガス入りという文字が加わります。
一般的にはアルゴンガスが利用されます。
その熱伝導率は0.016[W/mK]となります。
ちなみに、乾燥空気の熱伝導率が0.024[W/mK]となります。
クリプトンガスを使うと、より断熱性は高まります。
その熱伝導率は0.009[W/mK]となります。
凄いでしょ?
でも希少ガスの為、高価なんです。
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