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7月16日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋も曇り。
今日当たり、梅雨明け宣言出ると思うんですよねー。
そんな中、板橋区蓮根1丁目に建つ『FPの家 I邸』では、瑕疵保険の『追加外装下地検査』が行われました。
現場検査のタイミングを挙げてみました。
瑕疵保険では、以下の検査を上図のタイミングで受けなければなりません。
➀基礎配筋検査
②躯体検査
③追加外装下地検査
➀および②の検査は既に合格しています。
そして今日、③の検査を受けた訳です。
雨漏りの対策として、雨水の侵入を防ぐ対策が為されているかどうかを確認するのが目的です。
弊社では、㈱日本住宅保証検査機構(JIO)の『JIOわが家の保険』を利用しています。
ここでは、全体の事故に対する雨漏りの割合は94%にも及ぶんだそうです。
でも何故か、必須検査ではなくオプション検査なんですよね・・・。
必須にすればいいのに、と思います。
この検査に合格していても、していなくても、雨漏りした時の補償金額が一緒というのも納得いきません。
以前、JIOの然るべき立場の方に質問した事があります。
「追加外装下地検査の合格と雨漏り事故の相関関係はどうなっているんですか?」
たしか、この時の解答はこうだったと思います。
「追加外装下地検査に合格した建物の方が圧倒的に事故は少なくなっています。」
「それなら、なんで必須にしないんですか?」
「最近は、基礎配筋検査を自主検査で済ませる工務店が増えているので、これをオプション扱いにしようと考えました。」
「そして、追加外装下地検査を必須とする訳です。」
「でも、この案は採用されませんでした。」
残念ながら、その理由は聞けませんでした。
「事故の多寡で、保険料を変えるのはどうですか?」
「事故を起こさない工務店の保険料が、事故の多い工務店の尻ぬぐいに使われるのは納得いきません!」
「特定の雨漏りの多い工務店があって、それが瑕疵保険会社を変えながら生き残っているのも事実です。」
「そうした情報は保険会社間でも共有されています。」
「でも、断る事は出来ないんです。」
検査に合格した建物でなければ、免責金額をせめて倍くらいにはして欲しいと思います。
真面目にやっている工務店と、そうでない工務店が同じ評価なんて絶対おかしいと思います。
HP等で、多数の事故を起こして保険を利用した工務店の名前を晒して欲しいくらいです。
今日の検査は、8時30分から開始でした。
8時には、現場に到着。
待機していましたが、検査員が来られたのは、ほぼ定刻でした。
まずは、屋根の防水を確認。
続いて、建物の周りをぐるりと回りながら防水シートの施工を見てもらいます。
シートの継ぎ手
配管等のシート貫通部の取合い
窓回りの納まり
弊社では巾3.0m×長さ30.0mのシートと、巾1.5m×長さ30.0mのシートを採用しています。
建物の外周長さは29.12mですから、縦継手は1箇所しかありません。
また、横継手は2段になります。
それぞれの重ね寸法は、210mm/180mm以上となっています。
継手が多い程、ロスが増え材料費が嵩むんです。
決して安いシートではないので、可能な限りロスを減らすよう心掛けているんです。
継手が減れば、漏水の可能性も減りますし・・・。
今回の検査員は、タッカー回りの『ハンマーキャップ』に気が付かなかったようです。
弊社の拘りのひとつなんですよね・・・。
一般的に防水シートを躯体に留めるのに使うタッカーですが、針回りの穴からの漏水って無対策なんです。
アメリカでは、必ず防水テープを上貼りするそうです。
それがイヤなら、弊社のようにハンマーキャップを使用するしかありません。
施工性を考えれば、断然後者なんです。
点ではなく面で留めるので、針穴に掛かる力も小さくなります。
その為、風でシートが剥がれる事もありません。
採用する工務店が少ないのが不思議・・・。
検査は無事終了しました。
指摘事項も、特にありません。
これで、ラス網を張ることが出来ます。
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