狭小地の問題点

今日は水曜日、アセットフォーはお休みです。

先日、弊社OBのお宅に行って来ました。

SOS電話が入ったんです。

「軒樋から雨水が垂れてくる。」

「直せるのかな

早速、現場を確認させて戴きました。

創業以来、車で15分圏内のお仕事しかお請けしていないのが弊社の拘りです。

こんな時は、本当に楽なんです・・・。

現場は築21年目を迎える、2世帯3階建て住宅。

北と西それぞれ4.0m道路に接しています。

30坪の敷地に46坪の建物が建っていますから、弊社の中では大規模住宅と言えそうです。

当時は樹脂製の雨樋を採用していました。

問題の雨樋は、東南の角との事。

でも障害物が多くて、真下まで行くことが出来ません。

仕方なく、隣地境界のブロック塀の上を歩いて辿り着きました。

高さ1.8mのブロック塀に立っを見ると、チーズ部分が明らかに外れています。

外れた部分を嵌めれば、直せそうです。

場合によっては、部品交換の必要があるかもしれません。

でも大丈夫

部品は、まだ用意出来ます。

でも問題は、立地条件です。

建物からブロック塀の内側までの距離は40cmありません。

ブロック塀の向こう側も、ほぼ同じ条件です。

とても3連梯子を掛けられる環境ではありません。

梯子がほぼ垂直になってしまい、足を載せる部分に変な角度がついてしまいます。

倒れないように、押さえる必要もあるし・・・。

南側には、小さいながらもスペースがあります。

でも、ここには物置が設置されています。

そして、その前には大量の荷物が・・・。

正直言って、足場を架けるのも難しそうです。

せめてもの救いは、南側にベランダがある事かも

ここに梯子を掛ければ、かろうじて雨樋には触れます。

普段であれば、屋根の上に乗ってしまい、ここを作業スペースに出来ますから・・・。

でも北側斜線の影響で、3階屋根は12.5寸勾配なんです。

怖くて乗ることなんて出来ません・・・。

私は、ベランダからの梯子仕事は可能だと判断しました。

でも実際に作業をする職人が、どんな判断をするかわかりません。

安全を優先すれば、当然NGだと思います。

軒樋の簡単な修理程度ですから、施工が可能であれば大した費用は掛かりません。

でも足場を架けるのであれば、結構な費用が掛かります。

最低限の足場と云えども、狭くて作業効率が悪ければ手間が増えてしまいます。

状況を説明し、作業者に下見の上判断してもらう事にしました。

敷地を可能な限り有効に使う。

その為に、建物と境界塀との距離をギリギリに抑える。

急勾配屋根は当たり前。

これが、以前の弊社のスタンダートでした。

「こんなに広くできるんだ

高評価を戴ける事もあるんです。

でもメンテナンスの際には、こうした判断が仇になる事もあります。

以前、台風で屋根の棟包板金が飛ばされたお宅がありました。

すぐに現地を確認

棟包板金がない事は確認できました。

早速見積を作成

3階建てですから、足場が必要となります。

しかも屋根は12.5寸勾配です。

屋根足場も必要になります。

長さ3尺の板金を取付けるのに、何十万も掛ける羽目に・・・。

それ以来、屋根勾配についてはよく考えるようになりました。

当時は6寸勾配がスタンダードでした。

でも今は、特に必要が無い限り4寸とか5寸勾配にしています。

6寸勾配だと、濡れたり、コケが生えていたりすると危なくて登れないからです。

屋根勾配って、重要です。

デザインにも影響あるし、住み心地にも影響します。

メンテナンスにも影響を与える事も、忘れないようにしたいと思います。

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posted by Hoppy Red  

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