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7月27日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は雨時々曇り。
幸い台風8号の影響は、それほど出ていません。
良かった・・・。
板橋区蓮根1丁目の『FPの家 I邸』では、大工による室内の施工が進められています。
例えば、キッチンの天井にタモの羽目板を張り始めました。
前回、FPの家Y邸で採用した天井板と同じものです。
張り上がったら、クリア塗装を行います。
これも前回と同じ。
だって、Y邸を見て追加施工を決めたんですから・・・。
「Y邸と同じ天井にしてください!」
こんなお言葉を戴くと、うれしいですよね。
でも納まりは、少しだけ変えてみました。
仕上がりが楽しみです。
このお宅では、3種類の木の板を天井に張ります。
ひとつが、キッチンの天井でしょ!
前述の通りです。
そして、もうひとつが玄関ホールの天井です。
ここには、アルダー材を張ります。
弊社の在庫品を利用してもらいました。
塗装はしません。
タモは野球のバットにも使われる広葉樹です。
比較的はっきりとした木目の美しさや、ナチュラルな色合いに特徴があります。
これに比べアルダーは、伐採後こそ白っぽい色をしていますが、時間が経つにつれ淡紅褐色や淡黄褐色に変化していくのが特徴です。
木肌に大きなくせはなく、木目や節が主張し過ぎることもありません。
羽目板の幅も少し狭いので、キッチンとはかなり違った印象になると思います。
3つ目は、玄関庇の軒天です。
外部という事もあり、サーモウッド処理された国産杉を採用することにしました。
サーモウッド処理とは、薬剤を使用せず安全に木材の腐れや反りを起こりにくくする技術のひとつです。
フィンランドで開発され、近年はヨーロッパ各国で利用が増えているそうです。
常圧・水蒸気雰囲気下の高温(220℃)で燻煙処理を行う事で、結合水が残りにくく細胞の膨潤・収縮が少なくなります。
イメージとしては、焼き板サイディングの進化版。
表面だけを焦がす『焼き板』と違い、サーモウッド処理をした木材は、中まで均一に高い耐久性と寸法安定性を発揮するそうです。
かなり、くすんだ褐色をしています。
塗装は行いません。
また今回は、腕木もサーモ処理した米栂材にしました。
こちらの施工は、足場が外れてからの予定です。
今から仕上がりが楽しみ・・・。
posted by Asset Red
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