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この時期はエアコンの不具合が増えます。
冷えなくなった気がする。
配管から水が漏れているようだ。
どちらの原因も、ほぼ想定できます。
前者であれば冷媒の漏れ、後者であればカビによるドレンホースの詰まりです。
エアコン内部にはドレンパンと言われるお皿があり、ここに熱交換器に発生する結露水を受けています。
ここに溜まった結露水はドレンホースから排出されますが、ここにカビが発生するとパイプが詰まってしまいます。
後者の対策としては、定期的な清掃しかありません。
でも、ドレンパンの清掃は出来ません。
使用者側にできるのは、せいぜいドレンホースの洗浄くらいなんです。
詰まりが発生した際には、専用工具を持参して詰まりを直します。
頻度はあまり高くありません。
問題は前者です。
冷媒が漏れているのは間違いありません。
漏れた分をチャージすれば、直ります。
でも漏れた穴を塞がなければ、すぐに再発する事に・・・。
問題は、どこから漏れたのか?
これなんです。
室外機なのか?、発内機なのか?
両者をつなぐパイプというケースは極めて稀です。
大抵は継手をつくりませんから、室外機・室内機との接続部から漏れる事はあります。
ガス漏れを発見する機器を使って、おおまかなガス漏れ箇所を絞る事は可能です。
でも割れ目や溶接の剥がれ等を目視出来なければ、断定は出来ません。
室内機とパイプを繋いでいる辺りから漏れているようです。
こんな感じになります。
そして、これを頼りに修理を行います。
室外機からのガス漏れであれば、エアコンメーカーが直すことになります。
パイプからのガス漏れであれば、施工者が直します。
そして室内機らの漏れであれば、メーカーが直す訳です。
メーカー修理については、保証期間であれば無償です。
ダイキン工業であれば、5年が保証期間となります。
先日も、設置2年目のエアコンでガス漏れが起こりました。
パイプが原因であれば、弊社が行って直します。
機器が原因であれば、メーカーに連絡をします。
今回は、後者を選択しました。
ガス漏れの状況を検討し、配管からの漏れは無いと判断したからです。
でも、メーカーの修理担当者の判断は違いました。
室内機とパイプの接続部からのガス漏れとの事。
メーカーでは対応できないので、施工者側で対応してください。
という連絡が入りました。
翌日パイプ回りのガス漏れを調べましたが、ガスは機器内部で起こっているように感じました。
でも念のため、指摘された場所の是正・ガスのチャージを行いました。
これで直れば、施工不良となります。
でも、そうではありませんでした。
翌日、施主から電話が入ったんです。
「修理後、30分も経たないうちに停まりました。」
「症状は前回と同じです。」
後日、再度メーカーに来て貰いました。
ガス漏れの発生箇所はクロスフィンコイル熱交換器との事。
部品交換とガスチャージを行ったそうです。
この手の遣り取りには、費用が発生します。
初回のメーカー訪問で、メーカー責任が見つかれば無償修理となります。
今回は施工者責任となった為、費用を請求されました。・・・①
そして、弊社が修理を行います。
当然費用は掛かります。・・・②
もちろん弊社が負担しました。
でも修理は終わりません。
再度メーカーによる修理が行われました。
この際の費用はメーカーが負担しました。
➀と②の費用は、どうなっちゃうの?
実は、この手の遣り取りが頻繁に起こっています。
エアコンのガス漏れ自体は、たまにしか起こりません。
たまに起こると、こうした遣り取りになる訳です。
もっと明確に判断できる検査装置ってないのかな?
posted by Asset Red
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