blog
夏季休暇直前に、弊社OBより電話が入りました。
「エコキュートが故障した!」
「メーカーに修理依頼をしたら、廃盤で部品が無いから新らしいモノに交換した方が良い。」
と言われたらしい。
えっ!
お盆休み中は、動けないのに・・・。
内心、そう思いつつ手配を掛けてみました。
案の定、新しいエコキュートはすぐに入りません。
①8月19日現場着が最短である事。
②交換に携わる設備業者×2名&電気業者×1名は、その日であれば手配できる事。
この2点と交換に要する費用をOBに伝え、了承を得る事が出来ました。
取り敢えず、シャワーは使えるそうです。
一週間程度であれば、我慢できるとの事。
夏で良かったかも・・・。
ちなみに、築16年目のお宅です。
部品供給が続けば、交換する必要なんてなかったのに・・・。
本気で、そう思いました。
最近はD社のエコキュートをお勧めしています。
D社は各社にエコキュート部品を0EM供給している為、廃盤が少ないんです。
ちなみにOEMとは「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」を略した言葉です。
他社ブランドの製品を製造することを指します。
エコキュートであれば、相手先ブランドのヒートポンプを供給したり、貯湯タンクの外観だけ変えて販売することになります。
例え廃盤になったとしても、相手先の都合もありますから、部品供給をすぐに止めることも出来ません。
また、通常エコキュートって、ヒートポンプと貯湯タンクとリモコンをセットで販売しています。
いずれかが故障しても、バラ売りはしないメーカーもあるようです。
この場合、故障して交換が必要な際にはメンテナンス部材扱いで購入することになります。
残念ながら、掛け率が高いんですよね・・・。
本来定価の半額位で提供できる製品が、定価販売しか出来なくなる。
こんなのナシだと思いませんか?
D社であれば、こんな事もありません。
単品で買っても仕切値で購入する事が可能です。
これって、かなり重要な事だと思います。
以下、交換工事のバタバタ振りを簡単にまとめています。
何かの参考になれば、幸いです。
昨日が工事日でした。
朝一番に設備屋さん×2名に入ってもらいました。
まず初めに行うのが、電源カット&タンク内の水抜きです。
分電盤内の開閉器を閉じ、タンクに直結された電源線&アース線を切断します。
そして、タンク内の水を抜くためのバルブを開放しました。
ここで注意すべきポイントがあります。
OBにお願いして、前日の午後11時以降にエコキュートの電源をOFFにしてもらわなければなりません。
これを忘れてしまうと、深夜電力を使って貯湯タンク内に90℃のお湯を貯めてしまうからです。
捨ててしまうのが判っているのに、わざわざお金を掛けてお湯を貯める必要ありません。
しかも、貯まったお湯を抜くための時間が必要となります。
これが、結構効くんです。
お湯を空っぽにしないと、タンクを撤去する事が出来ません。
その分、作業時間が無為に流れてしまいます・・・。
タンク内のお湯を空っぽにし、脚部のナットを外したら、タンク&ヒートポンプを搬出します。
これが、ひたすら体力仕事なんです。
通路が狭いと、色々と大変です。
広ければ、大人数で運ぶことも可能です。
でも狭いと、2名で運ぶしかありません・・・。
弊社の商圏では、残念ながら、ほぼ後者になるんです。
搬出した貯湯タンク&ヒートポンプは、車に載せて処分場に運びます。
部品を買い取ってくれる業者がいても良いのに・・・。
お金を払って捨てるなんて、勿体ないと思います。
中を覗くと、部品がキレイな事に驚きます。
そうこうしているうちに、新しいエコキュートが届きました。
早速、空いた場所に運び入れます。
この時も、2名で運びました。
給水・給湯管を結び、追い炊き配管を結びます。
ヒートポンプからの行き戻り配管も接続しました。
もちろん、全ての配管材を新しいモノに交換します。
流石に地中のオーバーフロー管は、既存のモノを使いますが・・・。
このタイミングで、電気屋さんに来て貰います。
切断した電源線&アース線の復旧です。
その間、設備屋さんはリモコンの交換を行います。
リモコン用のコードは、既存のモノを使う事が多いですね。
交換可能であれば、新しいモノに替えます。
そして復旧が終わり次第、点検蓋を閉じ、試運転を行います。
試運転には、30分程度掛かります。
作業が遅くなると、試運転終了が18時過ぎなんて事もあるんです。
だからこそ、前日の電源カットが重要なんです。
試運転時に使用説明も行います。
細かい所は、説明書を読んで戴きます。
これにて、一件落着!
無事、エコキュートの更新が終わりました。
なおタンク内のお湯は、ほぼ空っぽになっています。
そもそもエコキュートは、深夜電力を使ってお湯を沸かすことで電気代を安くするエコ設備です。
その為、更新日の夜にはお風呂に入ることが出来ません。
お湯自体も使えません。
どうしても使いたければ、高い時間帯電力を使って、お湯を沸かさなければなりません。
この点を事前に注意する事も重要です。
オール電化住宅を勧めてきた弊社には、エコキュートユーザーが大勢います。
ほぼ全員が、狭い場所にタンクを設置しています。
交換を考えると、ゾッとします。
でも、エコジョーズという選択も?なんですよね・・・。
仕方ないのかなぁー?
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分