blog
8月も、残りあと2日となりました。
9月になれば、残暑も少し和らいでくれるでしょう。
さすがに猛暑日(気温が35℃以上の日)が続くと、熱中症リスクも高まります。
下グラフは、令和2年6月から9月を含めた熱中症による救急搬送人員の確定値となります。
総務省消防庁令和2年10月報道発表資料より
ちなみに、令和2年6月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は 64,869人でした。
前年同期間の 66,869 人と比べると 2,000 人減となっています。
今年はどうなんでしょうか?
印象としては、昨年よりも涼しかったように思います。
これを見るとわかりますが、凄い数の熱中症患者が緊急搬送されているんですよね。
直近の2年では、年間8万人にも及ぶそうです。
上グラフでは6~9月の搬送数を示していましたが、気温が上がりやすい5月にも注意が必要と言われています。
では問題です。
少しだけ考えてみましょう。
Q.熱中症が最も多く起きている場所はどこ?
①太陽の強い陽射しが照りつける道路
②スポーツなどが行われる屋外
③いつも暮らしている家の中
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
正解は、③の家の中なんです。
総務省消防庁令和元年11月報道発表資料より
住居(敷地内全ての場所を含む)が、全体の40%近くを占めていることがわかります。
しかも、高齢者や子供の発症率が高いんです。
総務省消防庁令和元年11月報道発表資料より
これは、高齢者や子供が体調の変化を感じにくい事を示しています。
「暑ければ、冷房かけなきゃダメだよ!」
そんなお叱りが聞こえてきそうですが、暑さに関する感性が私達と比べて鈍いらしいですよ・・・。
だから、気が付かないうちに熱中症になっているそうです。
だからこそ周りにいる私たちが、早め早めに熱中症対策を施す必要がある訳です。
中には、こんな殊勝な方もいるかも知れません。
「省エネにしないとダメだよね、窓を開けて風を採り入れればいいかな?」
省エネを心配する前に、体調に配慮しましょう!
私達が子供の頃とは、気候が違います。
現在の日本の夏は、冷房無しで乗り切れるものではありません。
WBGTと気温・湿度の関係を示した表を挙げてみました。
白いゾーンが目指すべき環境です。
夏季、室内の相対湿度を50%以下にするのは難しいでしょ?
湿度を55%以上に限定すれば、室温は27℃以下が望ましい。
湿度が60%なら26℃以下、70%なら25℃以下となります。
ここで注意して欲しいのは、エアコンの設定温度と室温は違うこと。
設定温度を25℃にしているからと言って、室温が25℃になっているとは限りません。
必ず温湿度計を用意して、確認する習慣を身に付けましょう!
日射による影響も大きいので、日当たりの良い窓には、何らかの対策が必要となります。
窓の外側に遮蔽部材を設置するのがベストです。
シエード・オーニング・スダレ等・・・。
グリーンカーテンも良いけど、緑の繁る時期が陽射しを遮りたい時期とずれる場合があります。
室内側にカーテンやブラインドを設置するのは、次善の策となります。
外側に設置するよりも効果が少ないんです。
それでも、それなりに効果は期待出来ます。
エアコンと扇風機の併用も良いですよ。
少ない消費電力で、体感温度を下げることが可能です。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、土日勤務のパートさん&現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。