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完成現場のC値を測定しました。
ご入居前のC値は、0.4㎠/㎡のお宅でした。
もちろん、建物完成時に測定した結果です。
ちょっと、隙間が多いな・・・。
なんでだろう?
窓の数からいっても、C値はもっと良い筈なんだけど・・・。
そう思っていました。
お客様手配のエアコンが未取り付けの為、エアコンスリーブからの空気漏れがあるのかな?
その時は、そう思っていました。
エアコンも無事取付られた事だし、C値を測定!
測定器を車に積んで、現地に行ってきました。
まずは、準備を行います。
全ての自然給気口を閉じ、天井に設けた排気口にはテーピングを行いました。
レンジフードには排気シャッターがある為そのままとし、パスカルダンパーのみ閉じました。
全ての排水の封水を確認、エアコンのドレン配管は、そのままとしています。
準備完了です。
始めは、バルコニーに出る引違い窓に目張りを行い測定器を設置しました。
窓のサイズはH2200×W2100、割と大きな窓でした。
樹脂サッシのフレームに気密シートを気密テープで丁寧に貼り付け、測定開始。
10・20・30・40・50パスカルの差圧をつくり、C値を測定します。
でも、30パスカルを越えた辺りから、窓周りのテープが剥がれてしまい、測定が出来ません。
1パスカルは、1.0m2 の面積につき1N(ニュートン)の力が作用する圧力と定義されています。
2.2m×2.1mの窓の面積は4.62㎡ですから、30パスカルの時のシートに掛かる圧力は138.6Nになります。
これって、およそ14kgの物体を動かすことが出来るくらいの力になります。
何回かテープ補強を行いましたが、諦めました。
次は、竪辷り窓にチャレンジです。
サイズはH0.7×W0.69ですから、50パスカルでも24.1N。
これならおよそ2.4kgの力しかありません。
でも横引き網戸が付いているので、網戸枠と窓フレームの間の隙間からの漏気が心配です。
前回の測定もこの窓で行いましたが、その時には全く気にしていませんでした。
以前に測定した現場で、同じような窓に設置した所、ここからの漏気を確認!
そこで今回は、フレームと網戸の隙間にテープを貼ってみました。
図は、エクセルシャノンの納まり図に線を書き加えたモノとなります。
青線今回貼ったテープを示しています。
赤い破線が気密シート、赤線が前回貼ったテープです。
測定結果は、予想を超えていました。
C値は0.2㎠/㎡以下!
前回よりも、良くなっています。
上図を見ている限り、フレームと網戸枠の隙間って、ほぼ無さそうでしょ?
でも実際は、結構大きいんです。
C値0.2㎠/㎡なら、納得です。
良かった・・・。
当初の0.4㎠/㎡以下という値は、正直不本意だったんです。
今後は、サッシ仕上げ前に測定したいと思います。
網戸を取付ける前なら、テープを貼るのも簡単ですから・・・。
posted by Asset Red
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