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9月25日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は曇り、気温も25℃を下回りました。
暑くないのは良いんだけど、湿度がねー・・・。
これも台風の影響なんでしょうか?
今日は板橋区蓮根1丁目の『FPの家 I邸』で、気密測定を行いました。
朝10時30分スタートという事で、少し前に現場に到着。
早速、準備を開始しました。
以下、準備の様子です。
①キッチンの排水口には、マスキングテープを使って目張りを行いました。
他の排水口には水を注ぎトラップを満水にさせていますが、キッチンだけは水栓金具に養生をしていて水が流せないんです。
②第3種換気システムを採用している為、全ての自然給気口の蓋を閉じました。
目張りは特に行いません。
ラベル位は外した方が良かったかも・・・。
③レンジフード及び連動給気口については、何もしませんでした。
共に電動シャッターがついていますから・・・。
④洗面脱衣所の天井点検口を開け、換気システムのスイッチをOFFにしました。
換気システムの排気口です。
これも、全てマステで目張りを行いました。
⑤電話やTV・LAN配線、エアコンのドレン管については、そのままにしています。
⑥全てのサッシを閉め、錠を閉めました。
当然ながら、目張りは行いません。
これにて、事前の準備完了です。
その間、測定器の据付も進められていました。
今回も、毎度お馴染みのコーナー札幌㈱のK氏に気密測定をお願いしました。
テキパキと、測定器を据え付ける窓に気密シートを貼っているK氏。
さすがに慣れています。
凄いなぁー・・・。
見ているだけで勉強になります。
気密測定の経験が浅い私にとって、この気密シート張りが一番難しい・・・。
早く慣れないといけません。
今回から、機械が新しくなっていました。
随分とコンパクトになっています。
測定時間も短くなったそうです。
でも、まだ慣れていないようですね。
機械のセットアップに苦戦していました・・・。
いよいよ、測定開始です。
窓に設置した送風機の風量を少しづつ増やして、建物内の空気を減圧していきます。
その時の建物内外の気圧差と風量を測定し、記録するのが、この機械なんです。
5つの気圧差で風量を確認します。
そして集計、自動的に建物の隙間の大きさがはじき出されます。
1回目の測定結果は、こうなりました。
総相当隙間面積 αA=23㎠
隙間特性値 n=1.52
通気率(1Pa時の通気量) a=7.3
9.8Paにおける通気量 Q9.8=33.0㎥/h
50Pa時の確定流量 Q50=96㎥/h
実質延べ床面積:107.18㎡/建物気積:258.81㎥ですから、C値:0.2㎠/㎡/ACH:0.37回/hとなりました。
なおACHとは圧力差50Pa時の1時間当たりの漏気回数を指します。
この建物を内外圧力差50Paの環境においた際の、隙間からの自然換気回数を表している訳です。
ちなみにパッシブハウスのいくつかある基準のひとつに、ACH<0.6回/hがあります。
この条件を加圧法・減圧法の双方で下回らなければならない訳ですが、少なくても減圧にむおいてはクリア出来ていることがわかりました。
C値も0.2㎠/㎡であれば、充分立派なものだと思います。
良かった・・・。
2回目の測定は、I様ご家族にも立ち会って戴きました。
そして、測定結果を報告。
気密測定の方法や、その意義をレクチャーしてもらいました。
その結果は、1回目とほぼ変わりません。
そして、3回目もほぼ変わりませんでした。
3回の平均をC値とするので、FPの家 I邸のC値は0.2㎠/㎡で確定です。
I様も喜んでくださいました。
ここ数年の弊社の平均C値は、0.3㎠/㎡を下回っています。
だからこの値を上回ると、なんとなく申し訳ない気がするんですよね。
ちなみに、先般発表されたHEAT20の推奨C値は0.6㎠/㎡以下との事。
余裕でクリアしています。
でも、n値が少し大きい気がします。
ドレンホースやCD管を塞げば、n値も小さくなるのかな・・・。
今度やってみようかな?
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