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弊社のOB宅に、散歩がてら顔を出してきました。
「近くで解体工事が始まったら、家が揺れている気がするんです!」
新しい建物を建てる際に、古い建物を取り壊すことがあります。
木造の建物であっても、最近は重機を使用するのが当たり前。
重機を使用すると、どうしても振動が発生します。
その振動は地面を伝わり、隣人や隣の建設物に影響を与えます。
今回の問題は、まさにコレでした。
かわいらしい花が出迎えてくれました。
これ、夏の花ですよね?
もう10月も中半なのに・・・。
すぐ近くでは、キンモクセイやコスモスが咲いています。
季節感メチャクチャです。
高台に建つ、築17年目を迎えるお宅でした。
西側庭から眺める風景は、こんな感じ。
でも下を見ると、斜面の上に跳ね出した敷地なんです。
庭の入り口で、カマキリに睨まれてしまいました。
「おいおい、勝手に入ってるんじゃねーよ!」
まさに、こんな感じでしょうか?
決して怪しい者ではありませんから・・・。
でも、カマキリって夏の虫じゃないの?
不思議に思いましたが、調べてみると4~11月までが活動期間なんですね。
意外でした。
さて本題です。
庭から南側を眺めると、確かに解体用の足場が掛けられ、ネットシートが張られています。
解体中の建物とOB宅の間には、2件の家が建っているのがわかると思います。
どの敷地も、西側斜面に少しだけ跳ね出しているんですよね・・・。
当然地盤補強もしているし、跳ねだし部分には地中梁も4本入っている事を確認しています。
でも、少しだけ心配でした。
しばらく庭に立っていましたが、特に揺れは感じません。
跳ね出し部分の地面にひび割れも無いし、基礎&外壁にクラックは発生していません。
特に異常は見当たらないんです。
良かった・・・。
やっぱり、現地を見ないと安心できません。
2階にも上げてもらいましたが、やはり揺れを感じることが出来ません。
特に問題ない旨を伝えました。
他のご家族も、特に揺れを感じることはないとの事。
揺れに対する感性も、人それぞれですから・・・。
でも元々地盤の良い土地では無い為、基礎を撤去する際には揺れるかもしれませんよ。
そうお伝えして、帰ろうとすると質問を受けました。
「工事業者からの挨拶がまったく無いんです。」
「万が一、建物に不具合が発生した場合の補償はどうなるんでしょうか?」
ナルホド・・・。
念の為、地面や基礎・外壁の現状がわかる写真を撮っておいた方が良いですよ。
工事の影響で不具合が起きたら、補償を請求することが可能です。
でも、その際に問題になるのが不具合と工事の関連性です。
工事を行ったせいで建物に不具合が起きた事を認めて貰う必要があります。
「これ、工事前からあった不具合なんじゃないの?」
なんて事にならないように、証拠だけは残しておきましょう!
そう、お伝えました。
今時、近隣への挨拶を省く工務店があるなんて・・・。
もしかしたら、たまたま留守中だったのかもしれませんね。
でも、挨拶状くらいは投函するだろうし・・・。
解体現場には、解体業者の名前と連絡先が貼られていました。
イザという時には、ここに電話するしかないな!
そう思いました。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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