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築46年を経過した家に、お邪魔して来ました。
ご縁を戴き、以前に弊社にてリフォーム工事を行ったお宅です。
2階に設置された洗面化粧台から漏水があるとの事。
早速、現場を確認すると、こんな感じでした。
金属製の排水管のトラップ部分が錆びて、穴が開き、そこから水が漏れています。
穴の回りには、シールテープがグルグル巻いてありました。
「近所の道具屋で購入して、貼ったんだよ!」
ご主人がニコニコ顔で、教えてくれました。
でも効果は無かったようですね。
下に置かれた水受けには、やはり水が溜まっていました。
ここまでは、下見に来た日のことです。
今日は、水道屋さんに修理をお願いしました。
弊社から車で10分ほどのお宅です。
でも、車が入れない狭い通路にしか面していません。
しかも、辺りの建物はみんな同じ住所です。
始めて来る職人は、大抵途中で迷子になってしまうんです。
案の定、ずいぶんと迷ったようです・・・。
現地に到着するなり、排水管を確認しました。
そして、近所の問屋で該当する配管部品を買ってきて貰いました。
排水金具付Sトラップという部品です。
欲しかったのは、Sトラップ部分です。
でも、写真のセットが販売されていました。
せっかく部品があるんだから、排水金具も交換しちゃえ!
という事で、既存の金具を取外し始めたんです。
ところが、これが外れない・・・。
そして、Sトラップも中々外れませんでした。
水漏れを発見した後、ご主人がパテやらコーキングやらをたっぷり充填したようです。
予想外の展開でした。
それでも、1時間ほどで作業は終了しました。
46年前に設置した洗面化粧台なんだそうです。
でも、壊れれば部品交換する事で直す事が出来ます。
金属製の部品ですから錆びる事はありますが、樹脂製のように簡単に壊れることはありません。
しかも、共通部材ですから廃盤が少ないんです。
水漏れのせいで底板がかなり傷んでいたので、アドバイスしました。
「白ベニヤをちょうど良い大きさにカットして、敷くといいですよ。」
するとご主人が、笑顔で言います。
「脇に立て掛けてあるベニヤを敷いています。」
ご自分でカットしたようですね。
おみそれしました・・・。
まだまだ当分は、交換する必要ないようです。
「昔の洗面化粧台で良かったですね。」
「今の化粧台であれば、廃盤で部品の手当てが出来ず、化粧台そのものを交換するところでした。」
そう、ご主人にお伝えしました。
でも、ご主人には意味が伝わらなかったようです。
「???」
という顔をしていました。
簡単に説明すると
「そうですか・・・。」
少し呆れていました。
樹脂製の部品って、強く締めるとネジが潰れたり割れたりしそうです。
だから怖くて、強く締められません。
その結果、漏水が発生する事があります。
パッキンが漏水を防いでくれますが、これも劣化を抑えることは出来ません。
だって、樹脂は経年で必ず痩せてしまいます。
脆くもなります。
ある程度の年数を過ぎれば、交換しなければなりません。
もちろん、その時に交換部品があれば問題ありません。
でも最近の状況を見ていると、心配なんですよね。
その点、今回の部品はありがたかったです。
金色に輝いて見えました。
これで、あと40年は水が漏れません。
posted by Asset Red
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