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なんか最近、色々な電話が来ます。
みんな、弊社のOB様からのものです。
先日も、こんな電話を戴きました。
「洗面所の一本引き戸に鍵をつけたい。」
現状は、こんな引手が付いています。
鍵は掛かりません。
なお、これを『空錠』と云います。
鍵を掛けたければ、写真のような引手に変えなければなりません。
引手にあるつまみを下げれば、戸先にある鎌が枠の受けに嵌り鍵が掛かる仕組みです。
これを『鎌錠』と云います。
もちろん建具・枠ともに加工が必要ですが、ユニット建具であれば比較的簡単に交換が可能です。
でも、こちらのお宅で採用した木製建具ユニットは既に廃盤となっています。
鎌錠用の部品があれば、簡単に交換できるのに・・・。
一縷の希望に縋って、メーカーのサポートセンターに電話をしました。
でもサポートセンターのオペレーターではラチがあきません。
製品名を伝えても、ピンと来ないようでした。
しばらくして、メーカー担当者が電話をくれました。
話は通じているようです。
しかも、嬉しい報告を戴けたんです。
「鎌錠と鎌錠受けをご用意出来ます。」
「商流は、どうしますか?」
良かった・・・。
でも、少しだけ不安事項があります。
「鎌錠と鎌錠受けだけじゃないですよね?」
「引手も変えないといけないのでは?」
電話の向こうの担当者は、きょとんとしています。
「調べて、折り返します。」
待つ事、数分・・・。
「すいません。鎌錠用の引手はご用意できません。」
「えっ、どういう事ですか?」
「既に鎌錠をご利用している方の為に、メンテナンス部品として鎌錠本体と鎌状受けをご用意しています。」
「でも、空錠を鎌錠に変更する事を想定していません。」
「じゃー、どうしたら良いの?」
「建具屋さんに相談してみては、いかがでしょうか?」
「・・・。」
やっぱり、こうなったか。
実は、既に相談していました。
でも建具の厚さが27mmしかない為、ちょうどいい金物が無いんです。
例えば、写真のような鎌錠を引手の上に追加するのはどうだろう?
薄くて、納まりそうでしょ?
でも、適応建具厚さをみると28~30mmとあります。
ダメだ!
1mm足りない・・・。
大体、適応建具厚さって30mm位なんです。
金物の回りに厚さ3mm程度の板を貼る手もありますが、恰好悪いし・・・。
結局、金物を探してみる事にしていたんです。
もしかしたらと、淡い期待をしていたのに・・・。
やっぱり無理だったか・・・。
建材メーカーの販売しているユニット建具って、長期メンテナンスを考えていません。
勝手に部品供給を止めてしまうんです。
それでも一般に流通している金物を流用出来れば問題ありません。
それすらも出来ないとなると、問題でしょ?
もう少し、対策を考えてみようと思います。
posted by Asset Red
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