捨てコンの上に墨を出して来ました。

先日、捨てコンが乾いたので基礎の墨出しを行いました。

外周部の型枠ライン

内部の型枠ライン

基礎の通り芯

等を、墨で捨てコンの上に書き込むんです。

その際に使うのが、墨壺です。

道具・墨壷(すみつぼ)について

昔は、こんな形をしていました。

墨出し器、墨壺、チョークライン使い方、選び方【図解】

でも最近の墨壺は、こんな形をしています。

機能やしくみは、あまり変わりません。

墨を含ませたスポンジの入った容器があり、ここを水糸が通るようになっています。

この時に水糸に墨が染みる訳です。

水糸の先端には、針のついたカルコと言われる棒が結んであります。

この針を一方に刺し、ピンと張った水糸を指でもう一方に押し付けます。

墨出し器、墨壺、チョークライン使い方、選び方【図解】

そして、弓の弦を引くように水糸を真上に引き上げ指を放します。

すると、カルク針と指で押し付けた部分の間に直線が引かれるんです。

対象物に多少の凹凸があっても、線は引かれます。

すごく便利ですよ。

実際に引かれた線は、こんな感じです。

外周部の捨てコンを撮ってみました。

☆の線は、基礎の中心線となります。

ここに、立ちあがり筋を配置します。

そして、★の線は外枠の内面になります。

この線に合わせて、鋼製型枠を設置します。

こちらは、内部の捨てコンです。

縦と横の線が1本づつ見えるでしょ

これは、どちらも基礎の中心線です。

内部立ち上がり筋を、この上に配置します。

今回は、外枠&鉄筋を配置する為に必要な最低限の墨を出しました。

まず最初に外枠を設置し、鉄筋を配置します。

細かい配置に関しては、これらの線を基準にして書き足していきます。

捨てコンがあるから、墨を出すことができるんです。

でも、捨コン施工を省略する現場もあるんですよね・・・。

本来は捨コンがある部分に目潰し砂利しかありません。

砂利に墨なんて出せませんよね

外枠だって、留められないし・・・。

他にも、問題があります。

続く・・・。

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