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11月27日付のアセットフォー日記です。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
気持ち良い晴天が続いています。
板橋区弥生町の『FPの家 S&N邸』では、朝から土台敷きを行っています。
土台敷き?という方もいると思います。
土台とは木造住宅の骨組みの最下部にあって、柱を受け、その根本をつなぐ横材です。
建物の荷重を基礎に伝える重要な部材となります。
弊社では、腐りにくく、シロアリの被害に遭いにくい『檜の芯持ち材』を採用しています。
写真は、土台の先端を撮ったもの。
蟻首に樹芯が見えるでしょ?
もちろん、国産材を利用しています。
そして土台を基礎の上に敷く(載せる)事を、土台敷きと言います。
朝一番に運ばれた土台を、基礎の上に運び込みました。
土台には、1本1本『番付(バンヅケ)』が振られています。
番付とは、建物を組み立てるために柱や梁・桁等の部材につける符号です。
また、その仕組み自体を番付という場合もあるようです。
今回であれば、長手方向手前から奥に向かって『い・ろ・は・に』、短手方向右から左に向かって『1・2・3・4』という具合に、3尺ピッチで符号が割り当てられているんです。
この番付を見て、部材を配置する位置まで運びます。
現場に運び込まれた部材は、既にプレカット工場で加工されているので、現場で加工する必要はありません。
でも現場加工が必要な場合もあるんです。
土台であれば、アンカーボルト穴の加工が、これに当たります。
土台を基礎の上に仮置きし、アンカーボルトの位置をマーク。
ドリルを使って、ここに穴を明けます。
アンカーボルトの位置は、基礎図面に明記されています。
その位置に予め穴を明けておけば、現場で穴を明ける必要なんてありません。
でもアンカーボルトの位置って、それほど精度が良いわけでもありません。
今のところ、現場で位置を確認して、穴を明けるようにしています。
土台を敷く前に、基礎天端に書かれた墨を目安にして『基礎パッキング』を敷き並べます。
『ねこ土台』とも呼ばれる黒い部材は、いかにも今風ですが、その歴史は意外と古いんです。
基礎と土台の間に厚さ2mm程度の部材を一定の間隔を開けておく事で、基礎内の通風を得ることが出来ます。
土台を浮かせて基礎からの湿気を防ぐとともに、基礎に開口を設けないので構造的にも優れた床下換気システムと言われています。
最近は樹脂製・金属製が主流ですが、従来は堅木と云われるケヤキや、御影石などが利用されていました。
土台を基礎の上に敷いてしまうと、防蟻・防腐剤を塗りにくくなります。
そこで弊社では、土台裏に予め防蟻・防腐剤を塗るようにしています。
当然、ティンボアPCOを塗っていますよ!
もちろん弊社が木材劣化対策をお願いしている『日本ボレイト㈱』の『ホウ酸施工士』も土台裏への噴霧処理を行いますが、念には念を入れて・・・。
何で赤いの?
薬剤自体は白濁気味の無色透明です。
でも以前採用していた防腐処理材は赤かったので、容器や刷毛に色が残っているんですよね。
そろそろ、新しくしようかな・・・。
プレカット部材の継手部分を撮ってみました。
嵌めると、こんな感じです。
腰掛鎌継手といいます。
叩きが少し甘いようですね。
もう一叩きして、天端がピッタリ揃うようにしておきます。
お昼前に、土台敷き完了しました。
月曜日は、先行足場の架設。
そして、1階部分の建て方を行います。
重機は使えません。
手揚げです・・・。
posted by Asset Red
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電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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